埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本 2017

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かがみの孤城

辻村深月/著

自分が中高生だった頃を思い出しながら一気に読みきりました。多感な頃の心理がよく伝わってくる。物語の感動も相まって是非読んでほしいなと思いました。

女の子が生きていくときに、覚えていてほしいこと

西原理恵子/著 西村弘美/著・イラスト

今まで教わってきた女の子のあるべき姿とは違う、でも、自分の子供や生徒にはこう生きてほしい。転んだ時の立ち上がり方を知るためにもぜひ読んでほしい本。

バッタを倒しにアフリカへ

前野ウルド浩太郎/著

逆境を逆手にとって、非常にポジティブな姿勢で研究を進め世界を広げていく姿を高校生にぜひ読んでもらいたい。まだ研究途中なので、これからどう変わっていくのかも楽しみです。

漫画 君たちはどう生きるか

吉野源三郎/著 羽賀翔一/イラスト

80年前から現在まで愛される吉野源三郎の名著の漫画版。この本の中で特に「僕たちは、自分で自分を決定する力をもっている」という言葉を高校生に伝えたいです。

あるかしら書店

ヨシタケシンスケ/著

本が好き!書店が好き!という方なら、「クスクス」「うんうん」「そうだよね〜」の嵐です。ヨシタケワールド全開!

学校へ行けなかった私が「あの花」「ここさけ」を書くまで

岡田麿里/著

幼少期から現在に至るまでの人生を率直に綴った内容に引き込まれました。華やかな人生を送っているように見える著者にも、たくさんの苦労や悩みがあったことを知り、親近感をおぼえました。

I Love Youの訳し方

SmythJuliet/著 スミスジュリエット/著 望月竜馬/著

言葉の達人である作家たちは、「愛」や「好き」の言葉だけに頼らず、愛する気持ちを匠に表現します。たくさんの愛の欠片に触れて、自分ならどんな風に訳そうかと考えると面白いです。

もし文豪たちがカップ焼きそばの作り方を書いたら

菊池良/著 神田桂一/著

作家の文章の特徴をよく捉えてあって、本当に本人が書いているかのような気がしてきます。

新しい分かり方

佐藤雅彦/著

「分かる」ということがこんなに楽しいとは。脳のツボを押されるような、未体験の気持ちよさを味わえる本。

か「」く「」し「」ご「」と「

住野よる/著

友人関係や恋愛、進路などに悩みながらも少しずつ前に進んでいく5人の姿がとても眩しく感じました。

自分を肯定するためにこれだけの時間が必要だったアイ。自分探しってこういうことじゃないかな。

高校生(...とこれからの高校生、かつて高校生だった皆さん)にオススメ

「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2017」は、2016年11月~2017年10月に出版された本の中から、埼玉県の高校司書が、高校生にぜひおすすめしたい!と思った本に投票し、決定しました。

応募時に投票者がつけたオススメ度★(べスト1★★★・ベスト2★★・ベスト3★)を集計し、選定しています。
ここのコメントも、投票時に埼玉県内の高校司書がつけたコメントです。

ちょっと本を読むのは苦手、という高校生にも、メジャーな本は大体読んでるからもっと別の本を、という高校生にも、自信を持っておすすめできる本ばかりです。

31人の人が「いいね!」を押しています。

閲覧回数:4134回、公開:2018/02/16

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書いた人 : 埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会さん

県立高校司書の有志で「埼玉県高校図書館フェスティバル」というイベントを開催してきました。イベントはお休み中ですが、高校生にすすめるイチオシ本を毎年投票で決めています。

専任・専門・正規の司書が置かれた埼玉の県立高校図書館は、読書に授業に交流の場にと、生徒たちから愛されています。「人」のいる高校図書館の楽しさを皆様に知っていただきたいと思っています。

http://shelf2011.net/

Twitter : shelf_20110219 - 作者につぶやく

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