埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本 2019

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ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルー

ブレイディみかこ/著

多様性を生きることは無知であることを減らす。分断と対立を乗り越えるのに必要なのはエンパシー。親子で読んで話し合ってほしい1冊。

線は、僕を描く

主人公と一緒に水墨画を描いているような、不思議な感覚になる。悲しみの中、どこか感情を忘れているように見えた主人公が、人々との触れ合いの中で感情を取り戻していく描写が美しい。

「空気」を読んでも従わない

鴻上尚史/著

「世間」や「社会」「空気」とは何かがわかる本。生きづらいと思ったときに読んで欲しい。

本と鍵の季節

米澤/穂信‖著

高校の図書館から始まる謎。図書委員2人が探偵役。こんな図書館、図書委員会があったらわくわくする。 好奇心旺盛な少年期と弱みを見せたくない青年期の間で揺れる思春期の高校生を描いたほろ苦い青春ミステリー。

82年生まれ、キム・ジヨン

チョ・ナムジュ/著 斎藤真理子/翻訳

キム・ジヨンは私のこと。読んだ社会人女性はきっとそう思います。頑張っても報われない女性という立場。この物語をきっかけに、よくしていく方法を考え実践していかないと、他人事では済まされないかも。

白銀の墟 玄の月 第一巻 十二国記

小野不由美/著

今の高校生にもぜひ手に取って欲しいシリーズです。人生の金言となる言葉が必ず見つかると思います。

こども六法

山崎聡一郎/著

どんなトラブルだって、自分を守ってくれる法律があるんだよと教えてくれる一冊。生きるために自分を強くしてくれます。

ゴミ清掃員の日常 = Everyday of garbage cleaning staff

滝沢秀一 原作・構成,滝沢友紀 まんが,滝沢, 秀一, 1976-,滝沢, 友紀, 1971-,

自分の出したゴミなのに行く先は……知らない私たち。そしてそれを集め分別、処分してくださっている方たちの思い。 今私たちが知っておくべき現実。漫画で気楽にわかりやすいのもいい。

ころべばいいのに

ヨシタケシンスケ/著

「みんなで仲良くしましょう」と教えられて育つ子どもたちに「嫌いな人がいる」ことを肯定してくれるこの本は救いになる。主人公の女の子が相手を傷つけたりせず、自分の中で折り合いをつけていくところが良い。

夢見る帝国図書館

中島京子/著

図書館と喜和子さんの歴史がぴたりと重なった瞬間に、つきあげてくる喜びがありました。図書館視点の物語がおかしくもあり悲しくもあって、その妙味が好きです。

高校生(...とこれからの高校生、かつて高校生だった皆さん)にオススメ

「埼玉県の高校図書館司書が選んだイチオシ本2019」は、2018年11月~2019年10月に出版された本の中から、埼玉県の高校司書が、高校生にぜひおすすめしたい!と思った本に投票し、決定しました。

応募時に投票者がつけたオススメ度★(べスト1★★★・ベスト2★★・ベスト3★)を集計し、選定しています。
ここのコメントも、投票時に埼玉県内の高校司書がつけたコメントです。

ちょっと本を読むのは苦手、という高校生にも、メジャーな本は大体読んでるからもっと別の本を、という高校生にも、自信を持っておすすめできる本ばかりです。

紹介動画はこちら
☆Youtube 埼玉県高校図書館フェスティバルチャンネル https://www.youtube.com/channel/UC3ZZVJ7aYRk7oMZgwaQvEVw/

HPはこちら
☆埼玉県高校図書館フェスティバル
 http://shelf2011.net/

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閲覧回数:1994回、公開:2020/02/23

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書いた人 : 埼玉県高校図書館フェスティバル実行委員会さん

県立高校司書の有志で「埼玉県高校図書館フェスティバル」というイベントを開催してきました。イベントはお休み中ですが、高校生にすすめるイチオシ本を毎年投票で決めています。

専任・専門・正規の司書が置かれた埼玉の県立高校図書館は、読書に授業に交流の場にと、生徒たちから愛されています。「人」のいる高校図書館の楽しさを皆様に知っていただきたいと思っています。

http://shelf2011.net/

Twitter : shelf_20110219 - 作者につぶやく

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