コモリーマン@Yoga好き❤️さんの書評 2026/02/19
7つの習慣企業実践編を読んで 夢中になる組織の科学で紹介されていたため、気になって手に取ってみた。この本ではスティーブン・R・コヴィー博士が提唱した7つの習慣を実際に実践した企業(合計8社)を紹介した1冊である。紹介されていた会社は卸売業、金融業など多種多様であり、7つの習慣の導入経緯および導入後の変化について紹介されていた。多くの企業で共通していた点は、導入のきっかけが変化社会に対応できる基盤を整えることであり、それに適応できる人材育成の手段として7つの習慣を導入していたことである。 個人的な見解としては、紹介されていた企業がすべて導入に成功し、手ごたえのある結果が出ていた一方で、導入までの苦労や失敗事例、研修を受けた人のネガティブなコメントがほとんど紹介されていなかった点が気になった。これにより、事例がややチェリーピッキングされている可能性があると思われる。成功事例だけでなく、失敗事例やその原因分析も紹介されれば、学びの幅がさらに広がるであろう。また、企業を単に羅列するのではなく、業種や規模ごとにカテゴリー分けを行い、導入の背景や結果についてもインタビューだけでなく要約・分析を加えることで、完成度はさらに高まったと考えられる。 とはいえ、グローバル市場を目指す日本企業にとって、変化に対応できる組織を作ることは急務であるため、7つの習慣を取り入れるアプローチは選択肢の一つとして合理的である。企業にとって実例が具体的に示されている点で有用な1冊であると言える。ただし、7つの習慣はあくまで手段であり目的ではないため、導入前に目的を明確に設定しておくことが重要である。
この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!