コモリーマン@Yoga好き❤️さんの書評 2026/02/26
総理の通訳が語る世界で戦うための英語戦略を読んで ピボットで紹介されていたので手に取ってみた。本書は外交官の経歴を持つ著者が、自身の経験をもとに、仕事で英語を使ってコミュニケーションを取る際に必要な英語力の学び方と、実際に使用する上での戦略を紹介した一冊である。学習方法については習熟度に応じて整理されており、戦略については実践的観点から5つの要素に分けて示されていた。学習方法に関しては既知の内容が多く、新規性は限定的であった。しかし、戦略の一つである「準備」において、プレゼン準備の観点として「相手にどのような感情になってほしいか」を考えるという視点が紹介されていた点は印象的であった。この発想はこれまで持ち合わせておらず、義務的に会議を行っていた自分にとっては新たな気づきであった。ただし、昨今はオンライン活用により以前よりもグローバルとの会議設定が容易になっているため、その分準備時間が十分に確保できないケースも想定される。そのため、限られた準備時間における戦略についても提示があれば、より実践的であったと感じた。ちなみに私であれば、会議案内を送る際にスライド(draft段階のもの)、要点、議論したい内容を事前にメールで共有し、会議内での議論を最小限にとどめる工夫を行う。ただし、本書の提案を着実に実践すれば英語力向上に資する内容であることは確かであり、英語を使って仕事をしたい人にとって有益な一冊である。
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