さんのコメント2018/06/17

マーガリンはトランス脂肪酸が多く含まれる(1%~13%)ので身体に悪い、ということだが、なぜトランス脂肪酸が身体に悪いのかについてはよくわからない。
2013年にアメリカの食品医薬局(FDA)が大規模な調査を行ったところ心臓疾患との関連が判明したということで、ここからトランス脂肪酸への総攻撃が始まったらしい。
各国でのいろんな調査で「ほぼ黒」はまちがいなさそうな感じだが、しかし、本書の研究事例は疫学調査ばかりで、マウス実験による直接的な証拠がない。さらに心臓疾患だけではなく、乳がんや不妊、糖尿病、子宮内膜症、うつ病、認知症、発達障害などなど万病の原因とされているが、生理学的な機序はさっぱりわからない。
また全体にヒステリックな書きっぷりもあって、ちょっと辟易させられた。
トランス脂肪酸の「毒性」について生理学的な知見を期待していたが、期待外れだった。

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