小説ばかり読んでいましたが、これは知的好奇心を大いに満足させてくれる本でした。フェルメールの絵は「青」と「光」という印象が強かったのですが、こんなにも科学的要素があったなんて!絵画を見るのが楽しみになりました。そのフェルメールと同時代に生きた科学者とのかかわりがおもしろい。また、昔の科学的発見、観察、実験が素晴らしい。今のようにコンピュータもないし、通信技術もない時代に、人の手と頭脳、興味が望遠鏡や顕微鏡を生み出し、手紙で他国の科学者とやりとりするって、凄いです。AIなんて大したことがないように思えてきました。