今こそ読んで欲しい3冊

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天空の蜂 (講談社文庫)

東野 圭吾

原子力発電所テロのお話。 この機会に是非しっかり考えて欲しい。

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パラドックス13

東野 圭吾

『漂流教室』のようなお話。 生命存続に対する意識について考えさせられる本です。

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幻夜

東野 圭吾

ちょっと震災とは外れるかもしれませんが、震災に乗じて犯罪をおかし、成り上がっていくお話。 「震災」の二次被害的な、少し違う視点からのお話。

震災について真剣に考えたい人にオススメ

特に『天空の蜂』はぜひとも読んで欲しい。
福島の原発問題のおかげで原発について考え、意見を言う人は増えたと思いますが
危険だから単純に「反対!」と言わず、もっと色んな面を知って正しく判断して欲しいと思います。
・・・と言うわけで、昔『天空の蜂』を読んで書いた読書感想文を
恥ずかしながら掲載させていただこうと思います。
少しでも原発について考える機会を作っていただけたら幸いです。

―読書感想文―
 私が最近読んだ本は、東野圭吾の『天空の蜂』である。テーマは原子力発電。とあるヘリコプター製造会社の倉庫から、防衛庁へ納機するはずだったヘリコプターが盗まれたことから事件は始まる。
 盗まれたヘリコプターは、福井県敦賀沖に位置する高速増殖原型炉「新陽」の真上でボバリングしているところを見つかった。天空の蜂と名乗る犯人からは、「新陽」宛に“現在稼動中の原子力発電を破壊し、今後使用不可な状態にし、建設中のものも中止させろ”という内容のFAXが届く。その内容から警察たちは、反原子力発電の運動をしているものを中心に捜査を進めていった。しかし、最終的に犯人は思わぬ人物であった。なんとヘリコプター製造会社の原子力機器事業部に所属する男だったのだ。犯行動機は「国民に道を選ばせる機会を作りたかったから」。私たち国民の中で反原子力発電の運動をしている人はわずか、ほとんどの人は反対とも賛成とも表明していない。
 私たちに供給されている電力のうち、この本が発売された一九九五年当時で4割が原子力発電によるものであったという。また、原子力発電所を誘致した市区町村には交付金が支払われている。そういった恩恵を受けているにも関わらず、私たちは事故が起きた時にだけ声を荒げ、国や原子力発電に関わっている人々を非難し、悪者にする。それが原子力発電に関わる犯人は納得できなかったのだ。
 人々は自分が知らない未知に恐怖を感じる。例えば最近話題になった新型インフルエンザ。もし、新型インフルエンザについて微毒であるという知識が最初からあれば、過剰反応とも言える今回の対応には至らなかったはずである。しかし、その知識に少しでもバイアスが生じてはならない。何故なら、私達は正当に怖がるのが苦手だからである。国立感染症研究所感染症情報センター長は新型インフルエンザに対するインタビューで「ものをこわがらな過ぎたり、怖がりすぎたりするのはやさしいが、正当にこわがることはなかなかむつかしい」という物理学者の寺田寅彦の言葉を使った。私達は知識があればこわがらな過ぎるし、知識がなければこわがり過ぎてしまうのだ。
 これは何も新型インフルエンザだけの話ではない。今回の原子力発電にしても、私たちが事故の可能性というデメリットだけでなく、現在受けているメリットについてもちゃんと知る必要がある。
 これまで何度か墜落し、たくさんの人が死亡するような事故を起こした飛行機を誰も拒絶しないように、ナトリウム事故というデメリットを持つ原子力発電を、認めるか認めないか。それは私たち一人ひとりが原子力発電について知り、考え、今後“自分たちの道”表明していく必要ある、というのが私の、この本を読んだ感想だ。

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閲覧回数:2176回、公開:2011/08/14

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書いた人 : スヌスムムリクさん

通勤途中に本を読む習慣をつけてから、今まで以上に本を読むことが至福です♪
もっともっとたくさんの本が読みたい~!!

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