親の家を片付けることは、一大事。読むヒマあったら片付けろ?読んでいるから続けられる…

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親の家をどう片づける - 本当に残すべきものと後悔しない整理法

上東 丙唆祥

生前整理アドバイザーの片付け本。親が存命かともに死亡か様々な状況での進め方、心構えと実践が述べられ、有益だった。心が折れずに継続していく一助となった。片付けとは親の人生を知る機会だと著者は考えている。

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親の家を片づけながら

リディア フレム

著者は精神分析学者。強制収容所生き残りの両親の家を二人の死後整理する。世代を超えて影響するトラウマとなる大量虐殺が「今も」行われている事に愕然。戦前生まれの私の両親も自覚なく負の影響下にいたのだろう。

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プロに学ぶ遺品整理のすべて

木村 榮治

死後の遺品整理に特化した本。遺品整理士という方がいらっしゃるとは…お寺、廃品回収、古物買取、弁護士等の提携業者を持つ、死後の一切を専門とする方のようだ。実例は正に、人の死に様から生き様が伺える…だ。

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私の遺品お願いします。

吉田 太一

遺品整理を生業とする著者が、生前の遺品整理「事前整理」について書いた本。依頼人の話を聞くと、死後でいい、周りに迷惑かけたっていいよ…と思うそうだ。安心して迷惑かけられる他者を得た人は人生の成功者だ。

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わたしのウチには、なんにもない。4 はじめての遺品整理。さすがのわたしも辛かった・・・

ゆるりまい

ゆるりまいさんの四冊目。祖母、母、娘の間には、外からは伺えないが、対人関係上の葛藤がある。家庭の問題をうまく解決できないことだってある。家に何にもないから葬儀を自宅で行えたこと、とても立派だと思う。

亡き親の家を片付けたいけれど、進まない人にオススメ

親の家を片付けることは、言葉で説明することが難しい経験。故人の場合、生前の準備と明確な意向により速やかに片付いたり、どうしてほしいのかわからず難儀したりする。片付ける過程で否応無しに親の人生を知ることになるのだが、知りたくない事に心折れたりする。難しいと予測していても、実際に上手くいかない現実には人を打ちのめす力がある。
自身の死と向き合い、準備を行うのは並大抵のことではなく、余命宣告されてもやりたくない人はやらない。やりたくない人が多いことが、親の家片付け本が多数出版されている理由なのではないかと思う。
親という他人の死にあたり、私自身の死に様がより重要だと思うようになった。実務的な事だけでも明らかにしておかなくてはならない。自分の死と向き合う事は極めて個人的な事で、他人が決して関われない事。人生の全ての行程がそこに集約し、付け焼き刃もその場しのぎも通用しない事なのだ。これからの人生を使ってこの難問に取り組もうと思う。

追記:親の家片付けとは関係ないが、自分の遺品整理のために追加で読んだ 私の遺品お願いします は逆から見ることができる本だった。遺品整理士によれば、あまりにも迷惑をかけない事はむしろ周りを後悔させるもののようだ。親と真逆をしようとして似たような事をするのはもはやお約束だが。安心して迷惑をかけたり、かけられたりする事のできる対人関係を得るよう努力する。できなかったときは遺品整理士に電話。本一冊でかなり変わってしまった…。

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閲覧回数:1045回、公開:2016/06/25

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