おすすめ海外YA 7

お気に入り図書館を設定すると、貸出状況が表示されます。 ⇒エリアを選ぶ
図書館指定なし

あなたの教室

レティシア・コロンバニ 著,齋藤可津子 訳,Colombani, Laetitia, 1976-,齋藤, 可津子,

「女に勉強はいらない。家のために働き、嫁にいくんだ。」インドの因習に従う子どもたち。けれど、学びたいと願う子どもがいる。レナは、読書の喜びと知識が世界を広げることを伝えるため、学校を作る決意をする。

図書館指定なし

5番レーン

ウン・ソホル/著 ノ・インギョン/イラスト すんみ/翻訳

予選トップのタイムの選手は4番レーンを泳ぎ、予選2位の選手は5番レーンを泳ぐ。ずっと4番レーンだったカン・ナルが5番レーンになってしまった。とっさにライバルの水着をとってしまった彼女の揺れる思いを。

図書館指定なし

「幸せの列車」に乗せられた少年

ヴィオラ・アルドーネ/著 関口英子/翻訳

戦後のイタリアでは、南部の貧困家庭の子どもたちを、北部の比較的裕福な家庭に一定期間預ける取り組みがされた。4歳から12歳までの子どもたち7万人が「幸せの列車」に乗せられた。母の思いが胸にしみる話。

中学生高校生にオススメ

中学生高校生にオススメ

私は、文学からいろんなことを教えてもらった。特に海外文学では、いろんな国があって様々な困難な状況下で生きている人々を知った。そして、人生は一筋縄ではいかないことも、文学から知った。挫折し怒り、絶望し、それでも前を向いて生きていこうとする人々、特に、それがまだ10代の少年少女だとしたら、わたしは心を奮わせながら読んでしまう。
 人が物語に魅かれるのは、そこに真実があるからだと、カズオ・イシグロ氏は言った。歴史書やジャーナリズムでは、事実や状況を伝えることは出来る。しかし、事実だけでは、人間は不十分だと感じる。私たちは、人々がいったいどう感じたのかを知りたい。それが人間の本能であろう。その感じたことを、私も共有したいのだ。人間として感情を分かちあうことは非常に重要なことだと思う。現実でも小説の中ででも感情を分かちあいたいと思うのだ(2015/7 Eテレ『文学白熱教室』より)
 カズオ・イシグロ氏の言葉がずっとわたしに響いている。物語の中で生まれた感情を、想像しながら分かち合いたい。中学高校生なら「心の問題」「学校」「友だち」「家族」「進路」「からだ」など、中高生が興味のある問題で、どんな感情が描かれているのか分かち合ってほしい。

4人の人が「いいね!」を押しています。

閲覧回数:707回、公開:2022/10/20

レシピの感想を書く

書いた人 : 同志社中学校LIBさん

海外文学YAが好きです。特に困難な状況にいる少年少女たちが、知恵と勇気で人生を切り拓いていく物語に魅かれます。

この人が書いたレシピ

もっとレシピを読む