daisuke6810

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図書館はサラリーマンの味方。 読んでる本で職業がバレる。

さんの書評2019/11/29

文系人間には難しかった統計学の本

まず、この本はPythonの本ではなく、金融工学の本である。確率論や統計学の実践的な教科書である。私にはこの本を理解するための数学の素養が足りず、半分も理解することができなかった。
それでも、金融のマーケットデータをこれほど簡単に、無料で、プログラムから利用しやすい形で、手に入れられることを体感することはできた。
この本で語られる確率や統計を駆使した世界は、高度な数学を駆使している点で、一般的なテクニカル分析とは一線を画するものであるが、それでもやはりテクニカル分析の範疇にあるのだろう。このようなマーケットの捉え方で儲けを出すHFT業者もいるのかもしれないが、個人的には、ファンダメンタルズも重視したい派なので、もしも自分がシステムトレードをやるとしたら、ファンダメンタルズのデータも使う形に工夫してみたいと思った。(思っただけで行動を起こさないから一生サラリーマン決定)
なお、序盤の環境構築の章で使われる、easy_install(ez_setup.py)は、2019年現在、pipというツールに置き換わっているので読まれる方はご注意を。

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さんのコメント2019/11/27

マイクロソフトやグーグルでプロダクトマネージャ(=そのプロダクトにおけるミニCEOとも言える役割)として活躍した著者が、ソフトウェア・エンジニアリングを、すべての産業の企業経営の中心に据えるべきと語る本。そのための企業組織のあり方についてのヒントも多い。優秀なエンジニアを採用するための求人票のサンプルなどもあって、理想論に終わらず、具体的で、明日からの仕事に役立つ本だと思う。

さんのコメント2019/11/18

2019年現在の世界情勢について、覇権を争うアメリカと中国、そして日本の周辺を中心に解説した本。
この本に書かれていることの半分は著者の推測に過ぎず、真実であることが保証されたものではないが、著者の推測には論理的に筋が通っていて、説得力がある。決して新聞が書くことはない、新たな視点を得ることができる本。

さんのコメント2019/11/13

マイクロサービスについての理解が深まるのはもちろんのこと、スマホアプリやWebアプリが、サーバと通信する際の、サーバ側のデザインのあるべき姿も見えてくる。
システムのアーキテクチャと企業組織の関係についての考察も面白かった。

さんのコメント2019/10/31

マイクロサービスは、簡単な概念なので、なんとなくのイメージはSEなら皆さん持っていると思いますが、これを読めば、その概念を実際に設計に落とし込めるようになります。
実装例は入門レベルのものなので、とても読みやすいです。
特に、一昔前のSOA(enterprise service bassが出てくるあれ。)を知っている人なら、昔のSOAとの対比がところどころ出てくるので、理解しやすい。

さんのコメント2019/10/26

SNSやWEBニュースにはびこるフェイクについて書かれた本。フェイクに踊らされないために、また、知らないうちに自分がフェイクに荷担しないために、読むべき本。
ただ、前著の『闇ウェブ』がテクノロジーの観点で非常に面白かった分、少し期待外れだった本でもある。題材としているフェイク自体がテクノロジーを悪用するものではなく、人間の心理に付け込むものだから、今回の本はテクノロジー観点の面白さは少ない。

さんのコメント2019/10/26

Torって知ってますか?テクノロジーが生み出した、現代の裏社会。ビットコインが投機の対象ではなく、実際の通貨として活躍している世界。必ずしも悪意のある人達だけのものではなく、WEBの検閲を強める独裁政権に対抗するための民主化運動の活動家達の砦でもある世界。とても興味深かい本だった。

さんのコメント2019/10/26

日産のゴーン事件の意味が分かる本。金融機関で顧客のKYC(本人確認)やAML (アンチ・マネーロンダリング)の業務に携わっている人は読むべき。マネーロンダリングする側の人が書いた本なんて他にはなかなかないと思うから。

さんのコメント2019/10/26

非常に読み応えがあった。自らの総裁任期だけではなく、それ以前を含めて、日本経済の激動期を、セントラルバンカーとしての視点から、解説する本。バブルとその崩壊。リーマンショック。311。日本経済の生きた現代史。

さんのコメント2019/10/26

面白かった。株式市場に関わる全ての人が読むべき。村上ファンド全盛期のメディアの偏向と、今もなお残る日本の資本主義の未熟さが分かる。時折、志半ばで引退を余儀なくされた悔しさが滲みつつも、明るい読後感を得られるのは、日本経済を明るい方向へ導くための、具体的な道筋を、氏が示しているからだろう。