字鏡集(じきょうしゅう)は鎌倉時代に菅原為長によって編纂されたかとされる字書。現存する主な諸本には7巻本系統と20巻本系統があるが、本文の体裁や注に異なる部分がある。古い形態を残しているとみられるのは、20巻本系統で為長の没する直前の寛元3年(1245年)の写本が伝わることから同年以前の編纂と見られる。