名乗りは戦功の証明として論功行賞に関わることでもあり平安時代末期ごろから盛んに行われるようになった。名のある相手と見受ければ名乗りを上げて相手の名を求めることもあった。『平家物語』巻九「盛俊最期の事」では、平盛俊に敗れて押さえ込まれ首をとられようとしていた猪俣小平六範綱が、名の分からぬ相手の首ではさして戦功にならぬと名乗り合いすることを持ちかけ言葉巧みに命を長らえて騙し討ちにしている。

出典:Wikipedia
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