みんなの書評

さんの書評2022/02/111いいね!

「教養(インテリ)悪口本」著者の堀元見(ほりもとけん)さんにお話をきいてみる

「教養(インテリ)悪口本」著者の堀元見(ほりもとけん)さんにお話をききます。 ——よろしくお願いいたします。早速ですが、今回の著書を紹介お願いします。 【堀元さん】  今回出版したのは「教養(インテリ)悪口本」という本でして、先日2021年12月22日に初版が出ました。色々な学問のちょっと面白い知識を使って、テクニカルに人をバカにする「インテリ悪口」を37個紹介しています。  インターネットには「こいつ無能。死ね」といった知性もユーモアも宿っていない悪口が氾濫していますが、それを見て楽しいと思う人はいません。  そんな時に「無能だ」と言う代わりに「植物だったらゲノム解析されてそう」と言うとちょっと面白いし「どういうこと?」と知的好奇心が湧きますよね、と。そんな感じのジョーク本です。 ——特にどのような読者に読んで欲しい本ですか?  おもしろ雑学が好きで、ちょっと底意地が悪い人です(狭い!)。 ——私も非常に楽しく読ませてもらったのですが、確かに自分も底意地が悪いところがありますね(笑)。堀元さんがこの本で一番伝えたかった事は何ですか?  抽象的な話になってしまいますが、「知識を無駄遣いしてふざける楽しさ」ですね。僕はここ数年「勉強して得た知識を無駄遣いしてふざける」というコンセプトでコンテンツを作って生活しておりまして、消費者としても作り手としてもそういうコンテンツが好きです。  たとえば、今回の本で言うと「まるでギムワリをやっているようだ」という悪口を紹介した章があります。  これは、フランスの文化人類学者マルセル・モースの『贈与論』(岩波文庫、ちくま学芸文庫など)という古典的名著を読んでいたときに出てきたフレーズです。つまり、めちゃくちゃマジメな本のめちゃくちゃマジメな知識なんですが、僕はふざけた視点でいつも本を読んでいるので、「これ、割り勘が細かい人に対して悪口として使えるなぁ」などと考えるワケです。  そうすると、学者の「堅くて、やや読みにくい文章」が、急に身近で愉快なものに思えている。マジメなものにふざけて向き合うと楽しいんです。  そういう喜びが伝わるといいなと思って書いた本ですね。「これ悪口に使えそう」みたいなふざけたノリで古典を読む人が増えるといいなと思っています。 ——本書を読み進めていると、堀元さんが古典的名著を含むさまざまな本を新しい角度で読み解いて楽しんでらっしゃる様子が伝わります。最終的に悪口に変換されるわけですが、悪口といいつつも読書で得られた知恵を現代の自分たちに当てはめるひとつの例を見せられているような気分です。とても独創的な切り口でこれまでに見たことがないものだなと思いました。この本を書くきっかけってなんだったのでしょう?  もう2年以上、「しょうもない人をインテリ悪口でバカにする」がメインコンテンツの有料マガジンをnoteで書いておりまして、結構人気を博してそれだけで生計を立てられるようになりました。  で、知り合いの編集者に「これ本になりそうだから企画書にして送ってよ」と言われて、送ったらなんだかんだで本になりましたね。全て成り行きで生きてます。高校生の頃は「人の心に温かく染み入る青春小説」とかを書く作家になりたかったのですが……。 ——堀元さんが今一番興味を持っていることは何ですか?  「学問知識をエンタメ化する」です。「ためになるから」とか「必要だから」という以上に、「面白いから」という理由で色んなジャンルに首を突っ込んで勉強する人が増えるといいなと思ってます。皆の知的好奇心を暴走させたい。  僕は「ゆる言語学ラジオ」というYouTubeチャンネルをやっているのですが、その視聴者はかなりの頻度で我々のチャンネルから言語学の小難しい本を買ってくれています。そういう形で、皆が学問を面白がる入り口になれたらいいなと。  「教養悪口本」でも、「社会理論と社会構造」(ロバート・K. マートン著)というかなり分厚い骨太な社会学の本を参考文献にしているのですが、僕の文章をきっかけにこれを読み始めたという報告を何人かからいただいており、嬉しい限りですね。 ——次に書きたい本はどんな本ですか?  今回の本を担当してくれた光文社の編集者と「次出しましょう」と話しているのは、「教養(インテリ)言い訳本」または「教養(インテリ)開き直り本」みたいなヤツですね。  あと、既に決まっていて書き始めているのが徳間書店から出る「ビジネス書って同じことばっかり書いてない?100冊読んで検証してみた」みたいな本です。  僕は軽薄なビジネス書があんまり好きではないので、それをうっすら茶化したいと思ってます。  今までの話とも繋がりますが、僕はちゃんとした学問の知識が好きなので、「どうせならビジネス書じゃなくて古典とか学者が書いた骨太な本とかを読もうぜ」という心情があります。そんな心情をうっすら伝える本にできたらなと。 ——ブログでも話題にされていたビジネス書の話の書籍化が進んでいるんですね、それは楽しみです。本日はありがとうございました! (了)

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さんの書評2022/02/10

『小さい会社のウェブマーケティング必勝法』著者の森野誠之さんにお話をきいてみる

『小さい会社のウェブマーケティング必勝法』著者の森野誠之さんにお話をききました。 (ききて:深水英一郎) ——よろしくお願いします。さて今回の著書、どのような内容のものでしょうか? 【森野さん】  この本は、大都市圏に所在地がない、社員数が5~50名程度の企業に所属する企業経営者、ホームページ担当者向けに書いたものです。本のタイトルに未経験・低予算・独学とあります。そんな環境でウェブマーケティング、つまりホームページの活用に取り組もうとされている方の最初の一歩として読むべき本、をイメージしています。  世の中に出回っているウェブマーケティング本の多くは東京の企業を対象として書かれていますので、予算規模もやっていることも差がありすぎてピンとこないものになっています。これらを読んでも頭でっかちになってしまって、「だから地方は良くない!」とか、「うちの会社ももっとデジタル化しないと!」とおかしな方向に行ってしまいがちです。どっちが良いとか悪いではなくて、場所や規模にあったやり方があるのですが、それが世の中であまり知られていないのが問題です。 ——確かにウェブマーケティングの本を読んでると、これ小さな会社で全部できるのかなと感じることがあります。「場所や規模にあったやり方がある」というのはおっしゃる通りだと思います。 【森野さん】  私もこうした相談に対応しているうちに、小さな会社のホームページ運用がうまくいかない原因がわかってくるとともに、うまくいくようにする方法もわかってきたんです。今回の本ではそのノウハウをまとめました。  ノウハウといってもSEOのテクニックは書いていませんし、見栄えの良いデザインにする方法も書いていませんし、クリックされるボタンについても書いてません。担当者の育成方法、社内基盤の整え方、外部パートナーの探し方、コンテンツの更新方法など、個人ではなくて組織として行うウェブマーケティングの方法を書いています。この点だけは先にお伝えしておきたいです。 ——なるほど、地方の小さな会社が、組織でおこなうウェブマーケティングのノウハウがまとまっているということですね。 【森野さん】  文章も可能な限り専門用語を使わないようにしていて、巻末に用語集もつけています。本だけではカバーしきれない情報源や参考図書もジャンルごとに紹介しています。 ——参考になる書籍やサイトの情報も多数掲載されており、はじめての人にとっては重宝しますね。個人的には森野さんの語り口も面白く、時々クスッと笑ってしまいます。 【森野さん】  ところどころで毒を吐いているというか、直球でズバッと書いている部分もあるのでそのあたりで共感してもらえるかなと思います。用語集は小ネタを盛り込んであるのでくすっと笑えるものになっているはずです。  よくわからないITの本というよりは、地方のおじさんがオヤジギャグを散りばめながらウェブマーケティングについて説明している、面倒くさい本だと思っていただければいいかなと思います(笑)。 ■ 外部パートナーも含めてひとつのチーム ——筆者として、特にここは読んで欲しいという部分はありますか? 【森野さん】  「第4章 ホームページリニューアルをやり切るために(3)  外部パートナーのディレクション」の章です。  小さい会社では自分たちだけで完結することはなくて、外部パートナーの力を借りることになります。多くの場合、失敗したくないために選考に時間をかける傾向にありますが、それではうまくいかないです。バナーデザインやちょっとした文章など、少額の案件を発注して自社との相性を確認し、そこから徐々に広げるとうまくいきます。  「いい業者を紹介してほしい」と言われることも多いですが、見ず知らずの企業を信頼できる人に紹介はできませんので、何事もちょっとした案件からコミュニケーションを始めるのが大切です。 総じて、社外の人に何かを依頼するときは言葉とやりかたを合わせることから始めましょう。 社内で通じる用語が通じないことが多いですし、社外の人が話す専門用語がわからないということもあると思います。相手の言っていることをお互いが理解できるようになって、稼働している時間やチャットが良いのか、電話が良いのかなどの仕事の進めかたも理解し、はじめて良い結果が得られます。協力して良いものを作り上げるという気持ちを忘れずに。  127ページにこう書きました。お金を払っているからやらせるのが当然だと思ったらうまくいきません。かかわる人たちが気分よく動いてくれれば自分の仕事も減りますし、いい結果が出ます。チームとして良いものを作ることを考えてほしいですね。 ——小さい会社のウェブ担当って、どういう人が向いているんでしょうか。 【森野さん】  自分で考えて動くことができる人→文章を書くのがうまい人→粘り強く継続してくれる人の順です。  小さい会社ではウェブマーケティングのことを知っている人は社内にいないはずなので、わからないことを一つずつ解決していく必要があります。難しいからあきらめてしまう人には向いていません。  ウェブマーケティングはブログやメルマガを書いたりSNSに投稿する必要がありますので、文章を書くのが上手い人がいるとスムーズに進みます。もちろん、日ごろは他の仕事をしていて文章だけうまい人にお願いするのもありです。  パソコンが使えるとかネットに詳しいなどはあまり関係ありません。むしろ中途半端に知っているとそれが邪魔する場合もあります。パソコンに詳しいから任命されて根性で乗り切った人もまれにいますが、それはその人の頑張りでしかないで適任かと言われるとやはり違うとなりますね。 ■ さらなる学びのために ——本書を読んだ読者がさらに一歩進むための情報源やコミュニティはあるでしょうか。 【森野さん】  情報源に関しては、本の60ページから参考サイト・書籍を紹介していますのでここを読んでいただけるといいですね。これらを追いかけるのが面倒だという人は、私が発行している「毎日堂」というメルマガを読んでいただけるとよいと思います。SEOなどの10のジャンルのニュースが平日の毎朝7時に届きます。500円/月なので新入社員の方でも読んでいただけます。  コミュニティはコロナの影響で活動が止まっているところが多くなってしまいました。前述の書籍の著者やサイト運営者のTwitterをフォローしておくのが良いと思います。これらの人のツイートややり取りが参考になりますし、セミナー登壇情報も流れてきますので、参加して質問などすると徐々に仲良くなれるはずです。 ——次に書きたい本はどんなテーマの本ですか? 【森野さん】  サッカーの分析から考えるウェブサイトの分析、名将の名言から学ぶウェブマーケティング、など自分の趣味と仕事を掛け合わせたようなテーマの本を書きたいです。サッカーや歴史などに興味がある人向けにウェブマーケティングの入り口になるといいなと思ってますが、1文字も書いていないですし発刊してくれる出版社もないと思います(笑)。 ——今後どんなことをやっていきたいですか? 【森野さん】  業種業界を問わず実際に小さい会社のウェブマーケティングにもっと関わっていきたいと思っています。前述のようにスポーツや歴史が好きなのでサッカークラブとか歴史研究会などのウェブマーケティングができるといいですね。本を読んだだけではわからないこともあるはずなので、本の内容に沿って実際にサポートしていきたいと思います。 ——本日はありがとうございました! (インタビュー了)

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さんの書評2022/02/03

「怒り」という感情とは無縁だと思っていた私。でもこの本を読んで変わりました

私はあまり「怒り」という感情とは無縁だと思っていました。でもこの本を読んで、日々いろんなことにいちいち「怒り」が湧いている心に気づかせていただきました。え?!こんなに日々「怒り」の中にいるのか?!ちょっとショックでしたが、気づかせていただいてとてもありがたい一冊となりました。また、「怒り」にも色々な種類があること、「怒り」が起きる心のメカニズムなど、とてもわかりやすく書いてくださっています。そうか、そうか、と自分の目に見えない心の中を、1つ1つ紐解いていくような一冊です。本を読むのが苦手な方にも、字が大きく、シンプルな言葉で書かれているのでとても読みやすいと思います。厚みはありますが、読書になれていな私でもあっという間に読みました。するすると自分に中に、言葉が染み込んでいくような感覚がありました。自分を見つめたい方、最近イライラする方、変わりたい方、「怒り」というキーワードに響く方も響かない方も全ての人に共通する真理が綴られているように感じます。ぜひたくさんの方に読んでいただきたい本です。

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さんの書評2022/02/02

この本を読んだことで自分の子育てを振り返り、良かったこと、改善すべきところを再確

この本を読んだことで自分の子育てを振り返り、良かったこと、改善すべきところを再確認できました。 私としては「子どもへの声かけ」系の本は今まで10冊以上は読んでいて、かなり実践してきました。 そんな私にとって特に役に立ったのは「子どもがテストを見せてきた時の対応」でした。 褒めるでも鼓舞するでもない言葉でどんな第一セリフを言えばいいのだろう?と毎回悩ましくもそのばで思いついた感想を言うという現状だったのですがヒントが得られました。 また、コーチング的会話のしかたを「5原則」としてまとめているのがわかりやすくていいと思いました。 子どもが「わたしはダメ?」と感じる親からの言葉がランキング形式であり、その言葉のかわりに「こう言うといいよ」というセリフが載っていました。 第1位~7位まであるのでかなり網羅できるのではと思います。 少し違和感を感じたのは著者の方が、子育て講座にきた子どもに対し「ごめんね、~」という場面。これは、あやまるという行動は人を選ばないとデメリットもあると思いました。 例えばモラハラを行う人などに対しては謝ると場面によっては「私はモラハラを受けていい人間です」というメッセージになってしまうこともあるので。 そういったことを読者が誤解しないように書かれていると更に良かったのではと思いました。

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さんの書評2022/01/201いいね!

残念ながら、生理学的に信頼できる説明はなし。

残念ながら、生理学的に信頼できる説明はなし。 皮下脂肪はたまると筋肉に張り付いて筋肉の動きを悪くする。だから揉んで脂肪と筋肉を剥がせば筋肉が動きやすくなって痩せる、というようなテキトーな説明だ。 機械的な刺激では皮下脂肪はとれないという説と、機械的刺激で脂肪を分解・排出できるとする説があって、どっちがほんとうだかよくわからない。それで皮下脂肪は揉むととれる、という説の根拠が知りたかったのだが… 皮下脂肪を揉んだ時、体の中で何が起こっているかは実際にはわからないので、揉めば痩せるとなんとなくでも納得させてくれればそれでいいのだが、にしても、この説明ではあまりに稚拙あるいは不十分。筋肉は筋膜で包まれているが、皮下組織が筋膜となぜ癒着するのか、メカニズムがまったくわからない。 なお、本書の方法は、ただ皮膚を皮下脂肪ごとひっぱってつまみ揉みするだけで、特別なことはない。気になるところをつまみ揺らししてみてほんとに痩せれば儲けもの、わざわざ本を読まなければわからないようなことは書いていない。

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さんの書評2022/01/19

仕手筋の基本パターンを把握可能

# 書評☆3: 【最新版】超・短期売買で「仕手株投資」に勝つ! | 仕手筋の基本パターンを把握可能 ## 概要 - 書名: 【最新版】超・短期売買で「仕手株投資」に勝つ! - 副題: - 著者: 湊川, 啓祐 - ISBN: 9784799102831 - 出版: 2013-09-26 - 読了: 2021-09-07 - 評価: ☆3 - URL: https://book.senooken.jp/post/2021/09/07/ ## 評価 短期売買で無視できない仕手株投資について解説していた。 仕手株投資では、仕手筋の独特の値動きを把握する必要があり、基本事項を知るために読んだ。 実際の売買で役立つかどうかはわからないが、仕手筋側の基本的な戦略などが把握できたので一見の価値はあった。 ## 参考 > ### p. 74: 07 ケース③「ふるい落とし」で邪魔者を落とす 仕手株の流れの中のふるい落としについての説明だった。 1. 仕手株をしたたかに買い集める 2. 投資家たちの「買い」が入る 3. 意図的に株価を一旦急落させる 4. 弱気になった投資家たちが「売り」に入る 5. 売られた株を買い集め、再び株価を上げる この一連の行為を振るい落しと呼ぶようだ。 > ### p. 116-117: 02 「出来高ランキング」も見逃せないデータ 小型株で出来高が急増すると、一時的に急騰する。短期売買だとこういう値動きに即エントリーするというのも有効のようだ。 ## 結論 仕手株投資の解説本だった。 仕手筋の基本パターンなどを把握するのには悪くなかった。仕手株投資はリスクもあるが、まずは基本事項を知って、値動きなどを理解しておくのは悪くないと思った。

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さんの書評2022/01/131いいね!

 なんてこった!と思いました。25年くらい前に読めたらよかったのに! まぁ今だっ

 なんてこった!と思いました。25年くらい前に読めたらよかったのに! まぁ今だってこんなに素晴らしい本を知ったことは僥倖なのですが。自分の子どもが2歳くらいの頃読み、このお父さんみたいに息子を受けとめて、かつ、自分自身も「どうしよう、訓練する所に連れて行くべき?」なんて混乱せずにいられたらよかった。  吃音については伊藤亜沙さんはじめいくつかの著作から学べますが、この本は、絵も言葉も感動的です。  学校で何か発表するとき他の子どもたちから奇異な目で見られると視界がにじんでしまうシーンもよくわかりますし、この男の子が好きな川の流れを見て自分のイメージと重ねるシーンも好きです。詩人の紡いだ言葉と絵がぴったり寄り添い、一か所しかけ絵本みたいになっている工夫もすばらしい。  まず、図書館で読み自分でも買いました。  吃音にかぎらず、自分の思うにまかせないことで悲しみをかかえる子どもに読んでもらえたらいいなぁと思います。親としてのたたずまいを学ぶにもしみじみいい作品です。

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さんの書評2022/01/08

勉強になる!しかし誤字が…汗

独身でOL兼業の漫画家、杏は 親友のゆみが夫からモラハラ被害を受けていることを知る。 ゆみをはじめモラハラ被害者を救いたい一心でマンガを描いていくというストーリー。 本の内容は大きくわけて3つ。 ・7人のモラハラ被害者へのインタビュー ・性的モラハラについて ・弁護士、元女性センター相談員、臨床心理士それぞれモラハラにつよい専門家の見解 モラハラ被害者へのインタビューでは、今までは優しかった夫が、結婚10年目から急にモラハラ化したという話がありました。 これを自分ごとで考えたら、夫も今はDVがなくても今後するようになるかもしれない、油断は禁物と気が引き締まりました。 モラハラ被害者(DVなし)でまだ離婚はしていない、私個人として勉強になったのは ・モラハラの手口 ・モラハラ夫の反応パターン ・モラハラ被害者がなかなか逃げられない理由 ・離婚に向けてしておいた方がいいこと ・弁護士さんの見つけ方 上記がマンガから読み取れることでした。 そしてこのマンガに出てくる元女性センター相談員の熊谷早智子さんという方はモラハラ被害者むけのポータルサイトを運営しています。 このポータルサイトでいろいろ具体的に役立つ情報が得られるようです。 これはとても助かりました。これからサイトを見てみようと思います。 熊谷さん自身も出版されているので読んでみたくなりました! ☆4つなのは、ところどころタイプミスがあり、この本、ちゃんとした人が書いたのかな?と不安になったのでマイナス1です。

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さんの書評2022/01/02

そこまで効果を実感できず習慣にもできなかった

# 書評☆3: 魔法のストレッチ | そこまで効果を実感できず習慣にもできなかった ## 概要 - 書名: 魔法のストレッチ - 副題: - 著者: 黒田美帆 and 大村佳子 - ISBN: 9784837673224 - 出版: 2020-06-27 - 読了: 2021-04-16 Fri - 評価: ☆3 - URL: https://book.senooken.jp/post/2021/04/16/ ## 評価 母に電話で肩こりやストレッチについて話したら、ストレッチで人気の本ということで送ってもらえた。 体の硬い人向けのストレッチの紹介本となっている。 内容がわかりやすくて、効果を期待したのだが、自分の場合、そこまで実感できなかった。 1-2週間ほど継続したのだが、仕事が忙しくなって時間が取れなくなったらそのままやらなくなってしまった。 習慣にしてしまえばいいのだが、なかなか習慣にするのが難しい。 結局、ストレッチだとか運動もお金持ちになって、自由な時間が手に入れば解決するお金の問題。 限られた時間で頑張るよりも、まずはお金持ちになることが大事なんじゃないかと思ってしまった。 ## 結論 内容がわかりやすかったのだが、いかんせん自分には効果を実感できず、習慣にするのも難しかった。 まずは自分がお金持ちになって自由な時間ができてから、検討すればいいかなと思った。

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さんの書評2021/12/30

ESとBIとの根本的な考え方の違いと凡人がBになる3の方法を記した人生を変える本

# 書評☆5: 改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント | ESとBIとの根本的な考え方の違いと凡人がBになるための3の方法を記した人生をも変える本 ## 概要 - 書名: 改訂版 金持ち父さんのキャッシュフロー・クワドラント - 副題: 経済的自由があなたのものになる - 著者: ロバート・キヨサキ - ISBN: 9784480864253 - 出版: 2013-11-10 - 読了: 2021-04-05 Mon - 評価: ☆5 - URL: https://book.senooken.jp/post/2021/04/05/ ## 評価 以前書評を書いた[与沢翼の本](https://book.senooken.jp/post/2020/07/28/)で、彼がこの本を読んでいたので、興味を持って読んだ。 以前にも書評を書いた[金持ち父さん貧乏父さん](https://book.senooken.jp/post/2020/11/01/)の続編となる。2009年の大学2年生のときに金持ち父さん貧乏父さんを読んだときは、続編があることを知らなかった。そのため、だいぶ時間が経ってからの読了となった。 内容としては、金持ち父さん貧乏父さんの内容からさらに踏み込んだものになっており、収入の形態としてESBIの4象限があり、ESとBIは非常に大きな違いがあり、経済的自由を得るにはBIになる必要があるという内容だった。 特に、このESとBIには非常に大きな違いがあるというところが衝撃的だった。後で引用もするが、ESとBIの違いは、仕事を変えるとかそのレベルではなく、根本的な物事の考え方が違う。そのため、この考え方ができている人間はごくごく一部であり、例えば職場の同僚などの考え方が参考にならないのはこのためだ。 本書ではBができればIもスムーズに実現しやすいとのことから、Bの話がやや多かった。その中で、一般人がESからBになる方法として以下の3通りの方法を挙げており、参考になった。 1. 起業 2. フランチャイズ (FC) 3. ネットワークビジネス 1の起業は王道だが、一番難しい方法だ。一流企業で何年も就業経験を積んだり、MBAを取得したり、直接社長などから指導を受けるなどする必要がある。楽天の三木谷やソフトバンクの孫など有名起業家はこのケースが多い。ただし、これは一般人が実現するにはかなり難しい。 となると、残りはFCとネットワークビジネスとなる。ただ、ネットワークビジネスは日本ではことさら風当たりが強く、実質的にFC一択となる。最近だとアフィリエイトだとかも第4などの方法で上がるかもしれないが、FCは昔からあって手堅いように感じた。 この本を読んだことで、自分の中の視点が大きく変わった。例えば、このままサラリーマンや個人事業主を続けたって、それは同じESの延長でしかない。そういう意味では平社員も部長も違いはない。いくら会社内で偉そうにしていようが、ESという点では根本的に違いはない。兼業投資家として、Iを目指すのはもちろんありなのだが、やはりBを目指すのが大事に思った。 また、ESとBIとで根本的な考え方が違うという点が明確に強調されていたのも良かった。だから、ESの親だとか友人だとかの話は全く参考にならないことがはっきりわかった。なぜなら、ESの人間とBIの人間とでは根本的な考え方が違うから。ESの人間の話に従ったり、一緒にいる限り一生BIになることはできない。 ## 参考 > ### p. 38: あなたはどのクワドラントに属しているか? > キャッシュフロー・クワドラントは収入を得るための、つまりお金を生み出すための四つの異なる方法を表している。 > ___ > 収入を生み出す方法が違えば、そのために必要な心構え、技術、教育も違ってくる。クワドラントはそれぞれに異なるタイプの人をひきつける。 - E: 従業員 (employee) - S: 自営業 (self-employed) - B: ビジネスオーナー (business owner) - I: 投資家 (investor) 本書が提唱する重要な概念の説明だった。 > ### p. 49: クワドラントが違えば人間も違う この節では、題名通りクワドラントごとに人間のタイプが違うということを説明していた。 お金と感情への対応が異なり、これが大きな影響を与える。例えば、お金を失ったり失敗したとき、安全を求めるのか、自由を求めるのか。 人は変わることができるが、クワドラントを変えるのは会社や職業を変えるのとは訳が違う。自分の本質、考え方、世の中に対する見方を変えなければならないこともよくある。こういった変化を受け入れられるかどうかは人によって違う。 > ### p. 58: 他人の力を最大限に引き出すのがリーダーシップ この節では、リーダーシップを学ぶ上で、マーシャ・ブラウンが書いた "Stone Soup" (石のスープ) という子供向けの本が紹介されていた。 > ### p. 87: お金がしかける罠 > キャッシュフロー・クワドラントの右側で成功するには、ファイナンシャル・インテリジェンスと呼ばれるお金に関する知性が必要だ。金持ち父さんはファイナンシャル・インテリジェンスを次のように定義していた - 「ファイナンシャル・インテリジェンスで肝心なのは、お金をいくら儲けるかではなく、どれだけのお金を自分のものにしておくことができるか、そのお金をどれくらい効果的に働かせることができるか、そして、それを何世代にもわたって続けることができるかだ」 > > 大切なことなのでもう一度言っておく。キャッシュフロー・クワドラントの右側で成功するためにはファイナンシャル・インテリジェンスが必要だ。基礎的なファイナンシャル・インテリジェンスがなければ、右側のクワドラントで生き残ることはまずできない。 ファイナンシャル・インテリジェンスについての説明だった。 > ### p. 104: あなたを金持ちにするのはあなたの仕事 >「金持ちと貧乏な人の唯一の違いは、暇な時間に何をするかだ」 > ___ > でも、次のことは覚えておいてほしい。仕事を終えたあと、自分が稼いだ給料とあまった時間を使って何をするかであなたの未来が決まる。 金持ちと貧乏人の決定的な違いが書かれていた。 また、ここではESBIのうち、最初はBを目指すことを推奨していた。これは、Bで成功できればIでも成功しやすいからだ。 > ### p. 110: 第4章 ビジネスシステムを手に入れる この節では直前で推奨していたBの実現方法を説明していた。 Bを実現するには以下の3種類がある。 1. 昔からある「Cタイプ」の会社 - 自分で独自のビジネスシステムを作り上げる 2. フランチャイズ - 既存のシステムを買う 3. ネットワークビジネス - お金を出して既存のシステムの一部となる そして、Bの成功には、システムと人間の2個の大きな変数が大事になる。 > ### p. 114: ビジネスオーナーになる方法をどうやって学ぶか > ただ、このようなチャンスは多くの人にはない。普通の会社の管理職訓練プログラムもこれにはあたらない。 > > 短期間でBに移動するには、先の3種類の方法ごとに異なる方法がある。 > > 1点目のCタイプの場合、師匠を見つけるか、会社で長い経験を積むかのどちらか、またはその両方が必要になる。 > > 既にBの人から学べると良い。ただし、Sの人がBやIになることをアドバイスしていることが多いので、本人がBであるかどうかの見極めが大事。 > > そのほかの伝統的な方法として、MBAをとり、出世街道を猛スピードで走っていける会社に就職することだ。MBAで基礎知識を学んで、実務で10-15年働いて全ての側面を学ぶことでスタートできる。 > > ただ、これらをこなしたとしても、自分のビジネスシステムを新しく作るのはかなりの努力が必要となる。 > > 2点目は、フランチャイズ権を購入することだ。これはいわば、試験済みのシステムの購入を意味する。よく探せば、しっかりしたフランチャイズの店はたくさんある。 > > フランチャイズを買う場合、システムはできあがっているから、人間の組織に専念できる。購入したらEに徹してビジネスシステムについて学ぶ。余計なことはやらないで言われた通りのことをする。 > > あたりまえのことだが、たとえどんなに上手に歌が歌えても、マーケティングのシステムや財務・会計のシステム、セールスのシステムなど、ビジネスを維持し成功させるためのたくさんのシステムについてわかっているとはかぎらない。ビジネスが継続、繁栄するためには、すべてのシステムが百パーセント機能し、そのことが把握できる状態になければいけない。 > > 3点目は、ネットワークビジネスに参加してビジネスシステムを手に入れることだ。フランチャイズも最初は非合法扱いだったが、ネットワークビジネスも非合法になっているところがある。 > > 新しいシステムやビジネスはどんなものでも、はじめは「うさんくさい」と思われることが多い。ネットワークビジネスは個人的なフランチャイズに近い。フランチャイズ店の権利の購入には百万ドル以上かかる場合もあるが、ネットワークビジネスだと二百ドル以下で参加できる。 > > キャッシュフロー・クワドラントの右側に移動するのに役立つネットワークビジネスを見つけたいと思っている人は、商品よりもその会社がディストリビューターのために用意している教育に焦点を合わせてさがすといい。Bとしての成功に必要不可欠な以下の2点を学ぶ。 > > 1. 断られることに対する恐怖を克服する方法を学ぶ必要がある > 2. 人のリーダーになる方法を学ぶ必要がある > > 左側から右側のクワドラントへの移動で大事なのは、「何をするか」ではなくて「どんな人間になるか」だ。断られることに対する恐怖心を克服し、他人が自分をどう思うかなど気にせず、人をリードする --- この三つの方法をマスターできれば富を手に入れることができる。 > > 私がお勧めする組織は次のようなところだ。 > > 1. 実績があり、販売システムや補償制度がしっかりしていて、長年にわたってうまく機能している組織。 > 2. 成功の見込みがあり、信じてついていけると感じられ、組織内のほかの人たちと信頼しあって仕事ができる、そんなビジネスのチャンスを与えてくれる組織。 > 3. あなたを人間として成長させてくれるような、長期的な教育プログラムを常に行っている組織。キャッシュフロー・クワドラントの右側においては、自分に自信を持つことが不可欠だ。 > 4. 「よき師」による教育プログラムがしっかり確立している組織。あなたが学ぶ必要があるのはリーダーからであって、アドバイザーからではない。キャッシュフロー・クワドラントの右側ですでに成功しているリーダーで、あなたの成功を願っている人、そんな人が最高の師だ。 > 5. あなたが尊敬でき、いっしょにいて楽しいと思える人たちがいる組織。 > > 会社が取り扱っている商品について検討するのは、いまあげた五つの条件をすべて満たすことを確かめてからでいい。Bとして成功し、そこに長くとどまりたいと思っているのなら、商品よりもシステム、教育、人間といったものの方が重要だ。 > > もう一度繰り返すが、ネットワークビジネスでの成功の最大の鍵は、あなたを優秀なビジネスリーダーに作り変えることに、あなた自身とその組織がどれほど強い決意と長期的展望を持って取り組んでいるかにある。 > > 著者は一から成功するシステムを学び、作りだしたが、どんな苦労も厭わないと心から思っていない限り、ゼロからシステムを作り出すのはやめた方がいい。フランチャイズとネットワークビジネスの登場によって、システムを自分で作り出すのに伴う苦労も取り除かれた。すでに効果の立証済みのシステムを買ったあなたは、そのシステムのために働いてくれる人間を集めさえすればいい。 ここでは具体的にBを実現するためのとっかかりとして、勉強方法について説明されていた。 著者の場合、既にBの金持ち父さんからOJTで直接学ぶことができた。親から子へ事業継承もたいていこの方法だ。 長くなったが、一般人がBになる方法が説明されており、極めて重要に感じたので引用した。 > ### p. 191: 第七章 なりたい自分になる > 「お金には人を中毒にする力がある。その力に気をつけろ」金持ち父さんはよくそう言っていた。「お金をもらうことに慣れてしまうと、知らないうちに中毒になり、それを手に入れた方法にしがみつくようになる」 > ___ > 「左側から右側に移るときにいちばんむずかしいのは、それまで自分がお金を稼いできた方法にしがみつく気持ちを断ち切ることだ。それは単なる習慣から抜け出すよりむずかしい。中毒から抜け出さなくてはいけないのだから」 会社員でいれば給料という安定した収入があるので、この習慣・中毒から抜けるのは相当難しい。ESとBIとで根本的な考え方が違うというまさに典型的な例だった。 > ### p. 210: 第八章 どうしたら金持ちになれるか > 金持ちと同じことをするのは簡単だ。 > ___ > ナポレオン・ヒルの書いた "Think and Grow Rich" (頭を使って金持ちになろう) という本はすばらしい本だ。一読の価値がある。 > ___ > 金持ちになりたかったら、頭を使う必要がある。みんなの考えについていくのではなく、自分自身で考えなければいけない。私は、金持ちが持っている最大の資産は人と違った考え方をすることだと思っている。ほかの人と同じことをしていたら、ほかの人と同じものしか持てない。そして、その「ほかの人」の大部分が持っているものといえば、長年にわたる重労働と不公平な税金、そして一生返済を続ける借金だけだ。 > > 「キャッシュフロー・クワドラントの左側から右側に移るには何をしたらいいですか?」この問いに対する答えはこうだ --- 問題なのは「何をするか」ではなく、「どう考えるか」だ。つまり、右側に移るために必要なことをするためにはまず「どんな人間になるか」が大切だ。 これもまた根本的な考え方が違うことを示す例だった。例えば、宝くじなどで大金が手に入ったとしても、それをそれ以上増やすことは難しい。増やし方を知らないから。 他の人の大半がESだから、他の人と同じでいることに満足したら、BIにはなれない。 ## 結論 ESとBIという経済状況として、決定的に異なる2個の対立軸から、特にBになるための考え方について記された非常に良い本だった。 前著の金持ち父さん貧乏父さんと比べ物にならないほどの非常に大きな衝撃を受けた。間違いなく2021年で一番の本になるだろうし、今後の自分の人生の大きなターニングポイントになったと思った。 極めて重要なので何度も繰り返すが、ESとBIは転職程度では済まない、極めて大きな考え方の隔たりがある。これが非常に良かった。 また、一般人がBになるには今のところフランチャイズしかないというのも頷けた。 これをベースにBとIについて実際に行動を起こしていこうと強く思った。 自分の人生を変えるだけの影響を持った素晴らしい本だった。

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