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さんの書評2021/07/19

爪もみ療法と下降性疼痛抑制系には関係がありそう

2000年ごろ一世を風靡した爪揉み療法。 資料を探すと古い本が多いが、本書は2010年刊行で比較的新しい。 爪の際を揉むと自律神経が整う。 これは、確かにそうなんだろう、と思う。 4カ月ほど続けると、血液検査で白血球の比率(顆粒球とリンパ球の比率)が整うそうだ。 交感神経が過緊張だと顆粒球が増えリンパ球が減る、そうなので、これが証拠になるらしい。 なぜ、爪先と自律神経が関係あるのかが知りたかったのだが、ひとつヒントがあった。 それは「痛み」。 痛み刺激により、自律神経が揺さぶられて、調整されるのではないか、という沼田光男医師の見解である。「揺さぶられて」ってどういうこと?と思うが… 痛みは通常痛覚神経が刺激をとらえて脳に伝えるが、逆に痛覚神経があげてくる痛みをブロックするための神経系も存在していて、これを下降性疼痛抑制系という。痛みを感じてはまずい(と脳が判断した)局面で、痛みを感じなくするための仕掛けである。 下降性疼痛抑制系は自律神経系にもつながっていることがわかっているので、痛みを与えると自律神経に影響がある、ということもあるのかもしれない。もちろん痛点は指先に集中しているので、痛み刺激を与えるのに爪の際は適しているのだろう。 ともあれ、爪揉み療法は少し痛いくらいやらないと意味がなさそうだ、ということは理解した。

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