さんの書評2019/11/29

文系人間には難しかった統計学の本

まず、この本はPythonの本ではなく、金融工学の本である。確率論や統計学の実践的な教科書である。私にはこの本を理解するための数学の素養が足りず、半分も理解することができなかった。
それでも、金融のマーケットデータをこれほど簡単に、無料で、プログラムから利用しやすい形で、手に入れられることを体感することはできた。
この本で語られる確率や統計を駆使した世界は、高度な数学を駆使している点で、一般的なテクニカル分析とは一線を画するものであるが、それでもやはりテクニカル分析の範疇にあるのだろう。このようなマーケットの捉え方で儲けを出すHFT業者もいるのかもしれないが、個人的には、ファンダメンタルズも重視したい派なので、もしも自分がシステムトレードをやるとしたら、ファンダメンタルズのデータも使う形に工夫してみたいと思った。(思っただけで行動を起こさないから一生サラリーマン決定)
なお、序盤の環境構築の章で使われる、easy_install(ez_setup.py)は、2019年現在、pipというツールに置き換わっているので読まれる方はご注意を。

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