さんの書評2022/07/30

教育の目的が、集団の道徳的な枠組みを喪い、個人が経済的に成功するためなっている。

自分がいかに従順であり、忍耐強く、順応主義者であることを見せつけるために高等教育を受ける。そして、高等教育の発展や不平等の拡大により、集団の道徳的な枠組みが崩壊し、ナルシストな個人主義に。 前半の、教育の話や日本の話はすんなりはいる。 後半は、アメリカのトランプを支持する人々や、フランスの話は、どうも理解できない。 空気感を共有していないためなのか。 この点、別の本でも何度も書いてくれているので、いつか理解できるときがくる的な感じで読み飛ばして!?います。 ドイツのヨーロッパでの立ち位置は、非常に勉強になりました。 高齢化社会で若い労働力を欲して積極的に移民を受け入れる力を欲するドイツと、高齢化社会ではドイツの先を行く日本の、少子化、国力の低下を受け入れた日本との比較も秀逸。 そのため、日本の軍国主義化はドイツほど驚異にはならないよ、と言ってくれているそう。これには感謝すべきなのか?? 日本を深く知っているわけではないと断りつつ、日本の歴史に理解があるところが、読んでいて救われ感がある。 最後の、「絶対値による会話分析法」(真実を見極めるための思考法)は、面白い。参考にできる文献などあったら教えて欲しいです!!

この書評がいいと思ったら、押そう! » いいね!

共有する: