さんの書評2019/12/09

酒を飲む事しか楽しみの無い主人公、大林篤彦、役所の権力争いに巻き込まれて?

酒を飲む事しか楽しみの無い主人公、大林篤彦、役所の権力争いに巻き込まれて利用される。
汚職、賄賂の応酬に知らない間に巻き込まれる様を、軽妙な文章で読みやすい。
お金、飲食、美人のママと建設業界の賄賂合戦に巻き込まれる主人公。
そのスナックの美人ママ、亜佐美に恋心を持つ篤彦は、温泉旅行付きのゴルフに誘われる。
始めて覚えたゴルフ、学生時代は野球部で体育会系。
自分は動いている球を打っていたのに、止っている球に悪戦苦闘、またそのゴルフを他の建設業者に利用される。
唯一誰にも負けない事は酒を飲む事で、風呂に入ると直ぐに酔いが覚めてしまう体質だ。
地元の駅前再開発事業と区画整理事業を巡る市長派と助役派の戦いは、篤彦の家庭もその渦に巻き込んでしまう。
痛快傑作小説、読み終わった時爽やかな余韻が残る作品でした。
二転三転のストーリー展開は面白さ倍増、一気に読み終わるまで時間を忘れました。
日常に起りそうな身近な出来事を、コミカルに表現された作品でした。

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