北刻堂さんのコメント 2021/12/06

田部重治氏が登山活動していたのは､明治後期から大正初期にかけて｡100年前の山登りの世界へのタイムスリップを味わえる本｡当時はアプローチの交通の便もほとんど無く､地図も満足に無かったみたいで､もちろんガイドブックなんてものも存在しない｡したがって､結構道に迷ったり､そもそも行けるかどうか分からないところにとにかく行ってみるといったような山行で､結構危ない目にも遭っている｡いやホント､冒険の世界ですよね｡