線は、僕を描く
皆さんは水墨画についてどんなイメージをお持ちですか? 小説「線は、僕を描く」は、水墨画の概念を一変させてくれます。 さあ、小説を読み終えてから水墨画を観に行ってみませんか?
しれっと逃げ出すための本。
目標に向かって頑張らなきゃいけない、嫌なことから逃げ出しちゃいけない……そんなふうに考えてしんどくなっていませんか。「がんばること」は良いことだけど、「逃げること」も悪くない。楽しく生きていこう!!
ミカンの味
現代韓国の受験や進学へのすさまじい心理的圧力を背景に、不安や苛立ちに揺れながら、それでも自分自身で未来を選択していく4人の少女たちをリアルに描いた物語。青いミカンのように瑞々しくてほろ苦い読後感です。
それからはスープのことばかり考えて暮らした
ご近所に実在して欲しいなあと思う、物語に登場するお店のリスト。そんな楽しいものを作ってしまうきっかけになった小説です。ふと立ち止まりたくなったとき、深呼吸のお手本にしたい人と時間とスープのお話。
和菓子のアン
「杏子(通称:あんちゃん)」は、なんとなくアルバイト先に選んだ百貨店の「和菓子屋」で、これまで知らなかった和菓子の世界や、様々な人との出会いを重ね成長していきます。お菓子好きな方、一度御賞味くだい。
走ること、生きること : 強く、幸福で、バランスのとれたランナーになるために
スカイランニング界の女王エミリー・フォースバーグのフォトエッセイ。プロ選手でありながら「好き」という気持ちを最も大切にしている彼女の自然体でシンプルな生き方がかっこいい!写真も美しいです。
NEW TEXT
約10年間にわたり著者が撮り続けた日本全国の高校生の姿を収めた写真集。子どもと大人の狭間で揺れる彼ら彼女らの一瞬のきらめきや翳りを繊細にうつし出す写真の数々は、切なくなるほど見る者の心を揺さぶります。
えいやっ!と飛び出すあの一瞬を愛してる 新装版
上京して大学生活を送る女性のブログ日記を編集した本。スポンジみたいに何でも吸収できる頭の柔らかさ、感性のみずみずしさと視点の鋭さはこの年代ならでは。何より、文章のうまさに驚く。早世されたのが残念です。
動物の見ている世界 仕掛絵本図鑑
カメレオンの目はあっちこっち向くけど、どう見えてるのかな。馬は目と目が離れているけど、どこ見ているのかな。鳥は?蛇は?蜂は?動物の見ている世界を私たちも見ることができる絵本。さあ仕掛けをめくってみて。
ヒロシマ 消えたかぞく
この本は公子ちゃんの家族の写真集。お父さん、お母さん、兄妹やお友達と撮った写真、犬や猫と一緒に撮った写真。どれも笑顔がいっぱい。 しかし……、「この家族は 原爆で 一家全滅しました」
海と山のオムレツ
著者が暮らした街々で、その地の料理を食べてみたくなる自伝的小説。この本を携えて初秋のイタリアを旅したい。おいしいものを人と分かち合う喜びは、世界共通のいちばん幸せな瞬間かもしれないと思わせてくれます。
10代の人たちにオススメ
「つかさ食堂」は、和歌山県内の高校・大学図書館司書の有志メンバーが「この本おもろいで!」を10代の人たちに伝えるフリーペーパーです。6冊の紹介本と、本や読書に関するコラムを掲載しています。フリーペーパーは、主に和歌山市内の公共図書館や書店に設置していただいています。もし見かけたときは、ぜひお持ち帰りください(^^)/20人の人が「いいね!」を押しています。
閲覧回数:663回、公開:2022/04/29