目次
一 宇津保物語の語彙・語法
(1) 語彙・語法からみた『宇津保物語』の本文の性格
(2) 語彙・語法からみた『宇津保物語』の本文の性格(承前)
(3) 語彙・語法からみた『宇津保物語』の本文の性格(承承前)
(4) 使役動詞「さす」小考――『宇津保物語』の本文の性格――
二 八代集における「隠る」「失す」「亡くなる」について
三 鏡物の語彙・語法二題
(1) 「御やう」小考
(2) 四鏡における比況の助動詞「ゴトシ(ゴトクナリ)」と「やうなり」をめぐって
四 『三宝絵詞』における「います」について
五 「ずは」考
六 解釈上留意すべき語句
(1) ねば (2) なりけり (3) ものは (4) けらずや
七 接続詞
(1) さて (2) そもそも (3) それ
八 辞典にみる古語解説の問題点
(1) 隠る・みでます
(2) あそばす
(3) おはす
(4) みまかる
(5) よな
(6) 隠れ給ふ
(7) 閤下 わどの われ
(8) たとへり
(9) おそる
(10) むくふ
(11) ごとし
(12) な
(13) 聞こえさせ合はす
(14) ついはる 死に失す はぶる 一時
九 事典項目解説
(1) 大鏡
(2) 水鏡
一〇 研究余滴
(1) 『大鏡』の地の文
(2) 『大鏡』の引歌の手法
(3) 『大鏡』における古代語法の復活
(4) 「やな」考
(5) 終助詞「よ」をめぐって
書評
阿久澤忠著『源氏物語の語法と表現』
初出一覧
著者略歴・目録
あとがき
索引