目次
序 章 戦後史の切断面(丹羽美之)
第1部 映画のなかの公害
第1章 『水俣の子は生きている』(土本典昭)
第2章 〈不活動〉との共同——土本典昭『水俣の子は生きている』(1965年)(中村秀之)
第3章 問いと指差し——神馬亥佐雄と『汚水カルテ』の映像試論(角田拓也)
第4章 公害と記録映画——大気汚染から放射能汚染まで(鳥羽耕史)
第2部 1968・若者たちの叛乱
第5章 〈映画のビラ〉シネトラクト運動——岩波映画労働組合とその周辺(井坂能行)
第6章 日大闘争とグループびじょん(北村隆子)
第7章 叛乱の時代(長崎 浩)
第8章 68年と映像(筒井武文)
第3部 万博とアヴァンギャルド
第9章 記録映画から展示映像へ(坂口 康)
第10章 『1日240時間』と安部公房・勅使河原宏(友田義行)
第11章 パビリオンから見た大阪万博(暮沢剛巳)
第12章 大阪万博と記録映画の終わり——成長の時代と言葉の敗北をめぐって(吉見俊哉)
終 章 記録映画保存センターの活動成果と今後の課題(村山英世)