近くの図書館から探してみよう
カーリルは全国の図書館から本を検索できるサービスです

“山”と“谷”を楽しむ建築家の人生

山﨑健太郎/編 西田司/編 後藤連平/編

この本を読みたい

現在位置から探す
詳しい情報
読み: "ヤマ" ト "タニ" オ タノシム ケンチクカ ノ ジンセイ
出版社: ユウブックス

ISBN-10: 4908837074  ISBN-13: 9784908837074  [この本のウィジェットを作る]
NDC(9) : 520.28

紹介

7人の建築家に人生で「人生で苦しかった時」「乗り越えた時」を尋ねたインタビュー集。自分の道を切り開くためのメッセージ。
7人の建築家に人生で「人生で苦しかった時」「乗り越えた時」を尋ねたインタビュー集。自分の道を切り開くためのメッセージ。

ときにしたたかに、ときに子どものように純粋に建築と向き合った話は、建築の仕事を楽しむことをはるかに超えて、人生をいかに豊かで意義深いものにできるか、という広がりさえもっている。
その言葉たちは目の前にある不安を大きなワクワク感がうやむやにして、建築を目指す若者たちの背中をあっけらかんと押してくれる。

建築に臨む態度、経営思想も尋ねており、あらゆる世代の設計関係者にもお薦めできます。

<収録インタビュー>1永山祐子 2鈴野浩一 3佐久間悠 4谷尻誠  5小堀哲夫 6五十嵐淳 7森田一弥

目次

・始めに‖人生を有意義なものとするために‖山﨑健太郎

<interview>
1 永山祐子 (永山祐子建築設計)‖「やらなくていいこと探し」から道を切り開く
2 鈴野浩一(トラフ建築設計事務所)‖繋がりを大切に、熱中しながら進む
3 佐久間悠(建築再構企画)‖ニーズとキャリアから戦略を立てる
4 谷尻誠(サポーズデザインオフィス)‖不安があるから、常に新しい一手を打つ
5 小堀哲夫(小堀哲夫建築設計事務所)‖探検家的スピリットで建築を探求する
6 五十嵐淳 (五十嵐淳建築設計事務所)‖ 琴線に触れるもの、違和感と選択
7 森田一弥(森田一弥建築設計事務所 )‖旅と左官を通し、歴史と文化を血肉化する

・鼎談 ‖ いつの日か、マイナスもプラスに書き替わる ‖ 山﨑健太郎/西田司/後藤連平
・〝山〞に登って振り返ると、〝谷〞だったと気づいた。‖ 西田司
・終わりに ‖ 建築人生を切り開く開拓者たちへ ‖ 後藤連平

前書きなど

始めに‖人生を有意義なものとするために‖山﨑健太郎

 この本の企画は、西田司さんと一緒に登壇した学生主催のトークイベントがきっかけで生まれました。そのときの学生たちのリクエストは、僕たちの建築作品の説明というよりは、学生たちが今不安に思っていることに答えてほしいという
もので、たとえば、アトリエ事務所として独立してからの収入や、そのときいくらの貯金があったかなどの金銭的なことや、アトリエ事務所ではどのようにプロジェクトを進め、どのような働き方をしているかなど、建築家の生々しい生活そ
のものが興味の対象でした。西田さんも僕もそういうことには率直に答えてしまうほうだから、ずいぶんと盛り上がったイベントになりました。一方で、学生たちは僕たちのようなアトリエ事務所を就職先としては選ばないことも最近の傾向
にあるようで、ちょっとした違和感も感じていました。その違和感に答えようとしたのが、この本の出発点となりました。

 本書では、自身で設計事務所を構えられる七人の建築家にお話を聞かせていただきました。いずれも建築の業界で成功されている方々ですが、そのキャリアも仕事の幅も七人七様。皆さん独立してしてから一〇年から二〇年くらい経つので、そのキャリアのなかで苦しかったときや乗り越えたときの生々しさを聞きかせてもらいたいと思っていました。生きることはきれいごとではないとしたうえで、ときにしたたかに、ときに子どものように純粋に建築と向き合ったお話は、建築の仕事を楽しむことをはるかに超えて、人生をいかに豊かで意義深いものにできるか、という広がりさえもっています。

 そのようなインタビュー集ですから、建築家になるためや、アトリエ事務所で働くための指南書ではありません。大学で建築を学んでいる学生たちに、あるいは独立して迷われている方や、これから建築の仕事を通して、どうやって前向き
に生きていこうかと悩んだり、不安に思っている若い人たちにも広く読んでもらいたいと思っています。いうまでもなく、「建築家」という職業はなく、建築に関わっていく「生き方」であって、まさにここに書かれているのは、社会とともに変わっていく価値観や経済状況においても、それに振り回されず、創造的な生き方を実践している建築家たちの姿です。本書で語られた生々しい言葉たちは、目の前にある不安を大きなワクワク感がうやむやにして、皆さんの背中をあっけらかんと押してくれるのではないかと思うのです。
powered by openBD
ほかのサービスで見る