紹介
明治30年に市制施行し、平成29年で120年を迎える四日市市。
かつて東海道の宿場町として賑わいを見せた同市が、今日に見る大規模な工業都市へ発展を遂げた軌跡をたどる本書。
近畿日本四日市駅の開業に伴い変貌していく中心部の街並みから、のどかな内陸部の景観まで、平成17年の楠町の合併以後、全24地区となった四日市市の今昔を幅広く収録。
そのほか、工業都市を支えた四日市港の発展と表面化する公害問題、姿を消した海水浴場、集中豪雨で廃止となった八王子線など、思い出の風景、出来事を振り返る。
フォトコラムでは、戦前の「四日市祭」と昭和期に始まった「大四日市まつり」に代表される四日市の祭礼や、懐かしの学び舎を特集。
特典DVDには、四日市市の懐かしい姿を映した8ミリフィルムや、書籍未掲載写真をスライドショーとして収録。(約30分)
初版2,000部のみ、増刷なしの限定出版。
目次
カラーで見る 四日市市情景スナップ
◎プロローグ 絵葉書でたどる追憶の四日市展望
◎市街地の彩なす情景
フォトコラム 辻俊文の「四日市」写真館
◎変貌する郊外の景観
フォトコラム 風水災禍の記憶
◎思い出の歴史的建造物
フォトコラム 第二海軍燃料廠と対欧無線電信
◎目指すのは商工業の発展
フォトコラム 四郷地区〜近代産業発祥の地〜
◎伊勢湾の門戸・四日市港
フォトコラム 大切な、正しい「四日市公害」の継承
フォトコラム 戦前・戦後の四日市大博覧会
フォトコラム 過去から未来へ紡ぐ地域のまつり
フォトコラム 紙上再現・戦前の四日市祭
フォトコラム 戦後の四日市祭と真夏の大四日市まつり
◎交通の要・鉄道の変遷
フォトコラム 心に残る懐かしの学び舎
◎四日市映画館興亡史
フォトコラム 〜四日市発〜暮らしと出来事の一枚