目次
はじめに
第Ⅰ章 生成過程
幼年時代と青年時代 / 高師時代の教育 / 『資本論を読む』 / 共産党路線との関係 / 六八年五月、ヴァンセンヌ、プロレタリア左派 / 分岐 / 『プロレタリアの夜』のなかで / 方法の誕生: 読み書きの仕方 / ミシェル・フーコー / 『論理的反乱』と「五月」の退潮 / 映画、左翼フィクション、民衆の記憶
第Ⅱ章 いくつもの線
相続と特異性 / 反体系的体系性 / 空間の優先、時間の再考 / 過剰あるいは出来事 / シーンをどう定義するか / 発話による主体化 / 能力あるいは可能性 / 美学革命か民主主義革命か / 哲学的エクリチュールと普通の言説 / 効果としての哲学 / 残りはあなたのもの / 思考の笑い
第Ⅲ章 閾
脱神秘化あるいは脱構築 / コンセンサスと愚鈍 / 支配を払いのける / 無意識を位置づける / 象徴秩序の平等な喪失 / プロレタリアの過去と現在 / 平等/ 不平等 / 〈共〉の動的編成 / 脱アイデンティティと主体化 / 政治と制度 / 社会の場所 / 新しさと歴史性 / イメージの散乱はもう一つの芸術体制であるか / ポピュラーカルチャー
第Ⅳ章 現在
可能なものの地図作成 / 現在の姿、「ポリス」のあり方 / 切断、革命、反乱 / 新たなインターナショナリズム? / 移住する身体、苦しむ身体 / 人間、人間でないもの: 政治的エコロジーについて / 脱現実化した世界: どのように情報を得るか? / 三面記事、ありふれた生、調査 / 不安定で庶民的な生の技法 / 感覚的なものの分割と現代アート / 社会主義の未来 / 政治経済学 / インタビューと対話