目次
序 【書き下ろし】
第Ⅰ部 明治史を書く――論文編
序 章 明治がつくった20世紀日本 【放送大学テキスト『日本政治史』（２００３）の第１章～第３章】
第１章 大久保没後体制――統治機構改革と財政転換 【『年報 近代日本研究』1981】
第２章 地方制度改革と民権運動の展開 【『日本歴史大系』1987】
第３章 十四年政変と基本路線の確定 【同上、1987】
第４章 東京市区改正の政治史 【東京都立大学事務局調査課編『東京を考える その２』1984】
第５章 地方自治を創る
１ 東京統治事始――芳川顕正・星亨・田口卯吉 【『研修とうきょう』1986】
２ 地方の時代と明治の地方官 【『彷書月刊』1986】
３ 地方自治を創った人々 【『地方自治の窓』1995】
４ 都市と市民 【『地域開発』1999年5月号】
第６章 初期官僚制から「計画」の時代へ
１ 初期官僚制 【『歴史公論』1982】
２ 明治国家形成期の都市計画――東京市区改正の政治過程 【『歴史公論』1983】
３ “水系”と近代日本政治 【『創文』1983】
補）〈座談会〉「鉄道会議の群像と近代日本の形成」 【『図書新聞』1988】
第７章 日本政治における地方利益論の再検討 【『レヴァイアサン』1988】
第８章 「百科全書派」の誕生と終焉――田口卯吉の明治 【三谷太一郎他編『言論は日本を動かす 第1巻』1986】
第Ⅱ部 明治史を読む――書評編
１ 有泉貞夫著『明治政治史の基礎過程――地方政治状況史論』
２ 我部政男編『明治十五年明治十六年 地方巡察使復命書 上・下巻』
３ 藤森照信著『明治の東京計画』
４ 近代日本研究会編『年報・近代日本研究３ 幕末・維新の日本』
５ 特許庁編『工業所有権制度百年史』上巻
６ 『高橋是清遺稿集』『高橋是清関連文書』
７ 升味準之輔著『日本政党史論』全７巻
８ 佐藤誠三郎著『「死の跳躍」を越えて』
９ 吉田常吉・佐藤誠三郎編『幕末政治論集』（日本思想大系第56巻）
【解題】明治史の未発の可能性 前田亮介
わが学問の原点たる１９８０年代――あとがきにかえて
人名索引
