目次
序文
日本語版序文
第1章 土壌の倫理
農業と環境倫理学 /哲学者は農業から何を学べるか? / 農業は環境倫理学から何を学べるか? / いくつかの但し書き / 〈土〉という精神
第2章 農業に対する環境批評家の批判
農業への批判者たち /農薬への批判 /農業バイオテクノロジーへの批判 /環境倫理学=農業への批 判? /探究の導き手――レオポルドとシューマッハー
第3章 生産至上主義者のパラダイム
生産至上主義の問題 /生産至上主義の基礎 / 勤勉さという美徳 / 恩寵という教義 / 楽園の神 話 /生産至上主義と産業化された農業 /生産至上主義者の新しいパラダイム /美徳、産業、生産性
第4章 農者のスチュワードシップと良き農民
農者のスチュワードシップ /ウェンデル・ベリーによる農者のスチュワードシップの解釈 /農業的ス チュワードシップの諸問題 /スチュワードシップと環境倫理学
第5章 食べ物の本当のコストを計算する
実証経済学と環境影響 /実証経済学にともなう諸問題 /経済倫理と効率性にもとづく議論 /効率性 への反証事例 /経済外部性と食べ物の本当のコスト /経済外部性と〈大いなる経済〉
第6章 全体論的な代替案
全体論の諸様態 / アラン・セイボリー / ウェス・ジャクソン / ベアード・キャリコット /還 元主義に抗して /代替システムの概念 /全体論的な代替案――うまくいくのか?
第7章 持続可能な農業
システム記述概念としての持続可能性 /目的記述概念としての持続可能性 / 付加価値としての持続 可能性 / 内在的価値としての持続可能性 /持続可能な食糧システムのための格言集 /持続可能性 と約束された幸福
訳者あとがき
参考文献
人名索引
事項索引