目次
第一章 日本農業、再生のための向かうべきゴール
一 自由貿易推進派VS農業保護派―それぞれの問題点―/ 二 日本農業の再生の方向―EU農業との比較 から/ 三 向かうべき当面のゴール/ 四 本書の構成
第二章 日本農業の今をみる
一 日本農業はすべての分野で競争力がないのか/ 二 比較的競争力のある牛肉生産の経緯 三 競 争力のない分野の特徴 四 競争力のない分野はなぜそうなったのか
第三章 処方箋1 企業化・ネットワーク化
一 競争力のある国内農業における経営環境の変化/ 二 企業化、ネットワーク化による競争力の強化
第四章 処方箋2 経営の持続的確保
一 経営の持続的確保の状況/ 二 経営の持続的確保の方向/ 三 これで経営継承者の確保十分か?
第五章 処方箋3 生産のマニュアル化と水田フル活用
一 水田農業における担い手の実態/ 二 日本の土地利用型農業の大規模化=効率的か?/ 三 水田 農業も生き残りの方策は他の分野と同じ/ 四 いずれは水田での多様な農産物生産が重要では
第六章 処方箋4 納税者負担型支援
一 貿易が自由化した場合の水田農業の姿/ 二 納税者負担型の担い手支援策の必要性
第七章 処方箋5 六次産業化
一 日本農業の特徴と六次産業化との関係/ 二 六次化には主に二種類が存在する/ 三 六次産業化 の成功・進化はどういうものか/ 四 六次産業化による農業活性化ビジネスの事例/ 五 六次化によ る農村活性化ビジネス成功の秘訣
第八章 処方箋6 オープンイノベーション
一 六次化による農業の成長産業化/ 二 成長拡大のポイントはオープンイノベーションの発想
第九章 処方箋7 企業の農業参入
一 企業の農業参入、農業のため、農村のため?/ 二 参入の促進には、公的な支援組織の役割が重要 / 三 企業は農村になじめるか/ 四 より一層の発展はネットワークの進化
補章 農産物輸出の可能性
一 農畜産物輸出の現状、産地は儲かっている?/ 二 現在輸出で成功している事例といえば/ 三 農畜産物輸出の発展段階/ 四 なぜ、余剰農畜産物の輸出は行われなかったのか/ 五 輸出において も重要なのはマーケットインの発想