目次
■ヤクザの冤罪と暴排の背景にある警察不祥事 宮崎学
「捜査」の名の下の殺人
警察批判をかわすための暴排
ヤクザを利用して昇進した刑事
「ノルマ主義」という陥穽
予算獲得としての暴力団対策
■進行する暴力団排除の背景
帰ってきた“闇社会の守護神”田中森一に聞く
聞き手・宮崎学
暴排は憲法違反
ずさんなヤクザ捜査
国民が望む厳罰化
司法から「情」が消えた
検察は獄死させたかった?
獄中で得た「宝」
■まずは警察が襟を正せ――無実を訴え続けた「ヤクザの言い分」
二代目東組副組長・二代目清勇会・川口和秀会長に聞く
聞き手・宮崎学
ヤクザゆえの「有罪ありき」
暴排に加担するメディア
「昔過激派、今ヤクザ」
■「特定危険指定処分取消訴訟」を提起して 弁護士 松井武
1 はじめに
2 特定危険指定暴力団等の指定(三〇条の八)の趣旨と「おそれ」について
3 警戒区域と「おそれ」
4 指定の効果について
5 最後に
■実話雑誌記者匿名座談会
なぜ私たちはヤクザを取材するのか
聞き手・編集部
もそも「実話誌」とは?
記事へのクレームは激減
「暴力団員」とは誰か
相次ぐ実話系雑誌の事実上の廃刊をどう見るか
■沖縄は諦めるわけにはいかない
社民党衆議院議員・照屋寛徳インタビュー
聞き手・宮崎学
個人史と戦後史を重ねて生きてきた
原発マネーは自立経済を破壊する
文明の失敗の博物館に
沖縄に残る「ゆいまーる」=結ぶ心
被差別出身者が権力を乱暴に使うと
「ヤクザをやめたら弁護してやる」
暴対法改定に反対党が初めて登場
沖縄は諦めるわけにはいかない
地元採用の警察官たちは――
地元の名士は郵便局長、巡査、校長先生
■弁護士は何を守るのか
第二東京弁護士会・依頼者に「暴力団であれば受忍しない」
宮崎学
「暴力団員に人権はない」
暴力団等反社会的勢力でないこと等に関する表明・確約書(個人用・法人用)
■資料編
警察問題を知るためのブックガイド
「暴力団排除条例」の廃止を求め、「暴対法改定」に反対する表現者の共同声明
我々は暴対法改定成立を認めない