目次
1 変革者のモラル-「よく戦うものは怒らず」(魯迅の短編『出関』について
ブレヒトの詩「老子亡命途上道徳経成立譚」
ブレヒトの「道徳経」=「真実を書くにあたっての五つの困難」をめぐって
「文化擁護のための国際作家大会」でのブレヒト
トゥイたち-ブレヒトの眼にうつった知識人
「左翼ブルジョア作家たち」との協働
革命と倫理の弁証法的関連について)
2 二〇世紀の芸術運動-革命と芸術(マヤコフスキーと十月革命-アジプロ芸術の源流
工作する作家トレチャコフ-作品は組織する
メイエルホリドとブレヒト-演劇の社会的機能
労働者通信運動-歴史と課題)
3 変革に挑む-音楽・絵画・詩(ヴィクトル・ハラ-生涯かけて革命の歌を
ハンス・アイスラー-身ぶり的音楽の創造
ハートフィールド-フォトモンタージュの政治的機能
山下菊二の絵画世界-世界の不条理を凝視する
吉田欣一の詩-持続する"人民詩精神"の羽ばたき)