目次
身体の再‐発見-身体という問題の通史(身体というもんだい、あるいはデカルト的知の外部
身体についての古代的な思考、あるいはプラトニズムの二重性
汎神論的な思考、あるいは生命と自然
身体はひとつの偉大な理性である-ニーチェ
体験している身体-メルロ・ポンティ)
肉体の万能薬(類比的生命と「一者」への還元
言葉の受肉と叡知
生と死の往還)
解剖学のまなざし
主観性と身体(ヘーゲルの生命論
フォイエルバッハの感性主義
マルクスの類的な労働論=身体論)
象徴体系としての身体・風景の異和(身体の境界-穢れ
身体の陰翳-異形
身体の叛乱-病い)
身体をめぐる諸思想(ナルシシズムの問題
肉の理論あるいは純潔への偏執)-アルトー
檻としての身体-三島由紀夫
身体のポリティックスとプラグマティックス(文化としての身体-イリイチ
ユングあるいは自己の影-プシュケーの知から身体の錬金術へ
権力と身体-権力の微視物理学)
肉体現象学序説-神秘思想と身体(身体の深域とその変成
空海の肉体=精神現象学
言語身体論-ヨーガ生理学とシュタイナー
身体の分解と統合-人間神化と人間自然化)
身体という場所(という問い
ナルシスと身体像
欲望の底
解放された身体
市民社会と文化の解体)