目次
第一部 クリュシッポス
第二章 クリュシッポスの思想
B 自 然 学 (承前)
2 宇宙について
一 万有と全体の違い
二 コスモスという言葉の二つの意味
三 宇宙は一つである
四 宇宙は有限で一体化しているが、無限の空虚によって取り囲まれている
五 宇宙は球形で安定している
六 宇宙の部分は何であり、どのような秩序にしたがっているか
七 宇宙は生じたものである
八 宇宙はいかにして生じたか
九 宇宙は滅びることになる
一〇 宇宙の大燃焼と再建の永遠的な交替
一一 宇宙は理性的な生きものである
3 天体と天空について
一 大地について
二 太陽について
三 月について
四 星々について
五 一年の部分 (四季) について
六 気象について
4 動物と植物について
一 植物について
二 理性のない動物について
三 人間の自然本性について
5 人間の魂について
一 魂の実質について
二 魂が物体であることを証明する議論
三 魂の動
四 魂の冷却による生成
五 魂は不死ではないが死後も存続する
六 魂の部分と機能について
七 魂の主導的部分について
八 感覚はいかにして起こるか
九 視覚と聴覚について
一〇 魂の生殖的部分について
一一 パトス (情動) について
一二 クリュシッポス『魂について』断片集
6 宿命について
一 宿命 (ヘイマルメネー) の諸定義
二 神的な宿命
三 万物を動かす一つの力
四 予言術は宿命の必然性を証する
五 原因の無限の系列
六 すべての命題は真であるか偽である
七 宿命を共有するもの (無為論)
八 宿命と可能性
九 宿命と運 (偶然)
一〇 宿命と自由意志
7 神々の本性について
一 人間はどこから神々の観念を得たか
二 神の存在は議論によって証明される
三 神はいかなるあり方をしているか
四 神は物体である 質料全体に行きわたる気息
五 神は変化しうる
六 神は人間の姿をしていない
七 ゼウスとヘラについて
八 他の民間信仰の神々
九 ダイモーンについて
8 摂理と技術的自然について
一 摂理があることは議論によって証明される
二 宇宙はよく治められた都市 (あるいは家) である
三 自然は技術的である
四 宇宙は摂理の作品である
五 動物 (と植物) は人間が利用するために作られた
六 なぜ摂理があるのに悪があるのか
9 占いについて
一 神が存在し摂理があるなら、占いが存在すること
二 夢について
三 技術的な占いについて
補 註
解 説
人名索引・事項索引