紹介
相対論と聞いてどんなイメージを思い浮かべるだろうか。「難しい」「天才アインシュタインだから出来た」というイメージをお持ちの方も多いのではないだろうか。
しかし、特殊相対論は実際は中学レベルの数学力であっけないほど簡単に導き出せる。付け加えれば、アインシュタインが特殊相対論を発表する以前に、その基礎となる観測結果はすでにあり、理論もほぼ完成していたのだ。
本書は、特殊相対論を本格的に解説し、あの有名なE=mc2を導出する。
ついでに、一般相対論の概要に触れたり、この宇宙の結末を考えたり、4次元空間やタキオンを想像したりして遊ぶことができる。
「物理とはおもしろくて、『なぜ』を解決していけばわかってしまうものなのである。」(本文エピローグより)
目次
プロローグ
第1章 光ってなにもの?
第2章 はじめに光速度ありき
第3章 質量はエネルギーである
第4章 特殊から一般へ
第5章 一般相対性理論
第6章 相対論・浪漫
第7章 暗黒の穴
第8章 メタ相対論
エピローグ