目次
はじめに
第1章 学校教育における教育相談
1 ある事例から
2 本書の構成と特徴
第2章 教師に求められるカウンセリングスキル
1 教師が生かせるカウンセリングスキル
2 「心の世界」と「現実の世界」の中で実感を育てる
3 体験学習―集団から個人へのアプローチ―
ワーク2―1 1本のペンを支える
ワーク2―2 バウムテストを使ったイメージワーク<元気をつくる>
Column 臨床動作法
第3章 カウンセリングの基礎知識
1 はじめに
2 精神分析療法
3 分析心理学
4 認知行動療法
ワーク3―1―1 思考記録表を作ってみよう(個人)
ワーク3―1―2 思考記録表を作ってみよう(集団)
ワーク3―2 マインド・マップを作ってみよう
第4章 カウンセリングの演習―個人へのアプローチ
1 はじめに
2 個を育てる「傾聴」のワーク
ワーク4―1 傾聴のトライアングルワーク―実践編―
3 個を育てる「イメージ表現」のワーク―コラージュによる認知物語アプローチ
4 終わりに
ワーク4―2 傾聴に役立つ相づち
ワーク4―3 傾聴のトライアングルワークのまとめ
ワーク4―4 コラージュ作品への認知物語アプローチ
第5章 カウンセリングの演習―グループでのアプローチ
1 はじめに―開発的カウンセリングという視点
2 グループで行うカウンセリング―構成的グループエンカウンター
3 グループで行うカウンセリング―ロールプレイを用いて
4 グループで行うカウンセリング―イメージを用いて
5 終わりに―人と関わること
ワーク5 上手な断り方を考えてみよう
Column 想像という妙薬
第6章 カウンセリングの方法と演習―イメージ表現を用いて
1 はじめに
2 自己理解と他者理解のためのイメージ活用
3 芸術・表現両方によるアプローチ―見る力・観る力を育てる
4 芸術・表現両方によるアプローチ―聞く力・聴く力を育てる
5 ダンス・ムーブメント・セラピーと心理劇―身体表現を育てる
ワーク6―1―1 夜空の星と星座
ワーク6―1―2 夜空の星とイメージ展開
ワーク6―2―1 色いろ遊び<直線と曲線による画面構成>
ワーク6―2―2 造形遊び
ワーク6―3―1 手拍子やリズム楽器を使っての<リズム問答>
ワーク6―3―2 受動的な音楽療法の応用―アンジェラ・アキ『手紙~拝啓十五の君へ~』を素材にしてイメージを広げよう
ワーク6―4 ダンスやムーブメントによる感情表現
第7章 発達障害・特別支援教育
1 学校現場における発達障害とは
2 発達障害の基礎知識
3 特別支援教育における発達障害
4 発達障害のある子どもたちへの理解と対応
5 終わりに
ワーク7―1 発達障害のある子どもへの指示
ワーク7―2 発達障害の子どもたちの疑似体験ワーク
ワーク7―3 自閉症者の世界に触れる
第8章 思春期の心理的問題
1 はじめに―大人になることを前にして
2 思春期の発達課題
3 思春期の心の理解と支援
4 思春期に現れやすい病理
5 終わりに
ワーク8 「中二病」あれこれ―思春期を思い出し、子どもの理解に役立てよう
第9章 不登校
1 不登校とは
2 こころの問題
3 外の世界との連携
ワーク9 物語「いばら姫」の続き
Column 1人で考えるか、人と話し合うか
第10章 いじめへの対応
1 いじめという現象
2 現代のいじめの実際
3 いじめはなぜ起こるのか
ワーク10―1 子どもたちの日常生活を把握するための工夫
ワーク10―2 いじめを振り返る
ワーク10―3 いじめの芽を摘む方法
Column 教育相談と認知行動療法
第11章 学校運営に関する困難
1 現代の教育現場の実情
2 実際に体験してみる
3 問題行動とは
ワーク11 クラスの問題児を演じてみよう
第12章 保護者への対応
1 保護者との連携
2 保護者へのサポート(連携のスキル)
3 保護者の苦情・要望に対する理解と関わり方
ワーク12―1 1つの絵から2つの絵を観る
ワーク12―2 一方通行のコミュニケーションと双方向のコミュニケーション
ワーク12―3 身体の距離と心の距離
第13章 他業種、他機関との連携と支援のあり方
1 はじめに
2 学校内外の他業種との連携
3 チームとしての連携と留意点
4 まとめ
ワーク13 発達障害の可能性がある子どもへの対応
第14章 教職員のメンタルヘルスと目指す教師像
1 教職員のメンタルヘルス
2 自分の教師像を膨らませる
ワーク14―1 「なりたい教師像」のマインド・マップ
ワーク14―2 マインド・マップのシェア
付録 さらなる読書のために
あとがき
執筆者紹介
索引