目次
はじめに
おかおを見せて ほっぺをギュッ!
いない いない ばあ
こぶたくん「ばあっ」てやって
たんぽぽは いそがしい
鼻はここ 目はどこ?
鼻はな たかくなあれ
おかおを見ると・・・!?
おかあさんの手 あったかいね ギュッ!
ひとつひとつは どんな音?
おせんべ 焼いて
お魚焼こうよ どどっこやがえん
春風さん くすぐったいよ
涙がぽろぽろ ネズミががりがり
いっぽん橋 こちょこちょ
三里のつぎは しりだ
かゆいよ かゆい 蚊がさした
すずめとカラスは なんて鳴く
ぶらぶら体操 パッグッチョッ
ちゃぷちゃぷざんぶり 波がきた
おひざの上で馬乗りだ ギュッ!
くまさんのごあいさつ
両手つないで ゆぅりの木
洗って すすいで お洗濯
サルのこしかけ よく落ちる
お座りやす こけまっせ
ゆれる馬 こけないボク
のりもの金太郎 どうどう
カウボーイ登場!(アメリカ代表)
一寸法師 とっとことっと
前書きなど
「いないいないばあ」のようなあやし歌や、「ここはじいちゃん似たところ」「めえめえやぎさん」のように赤ちゃんの顔をさわりながら歌う歌、「たかいたかい」と赤ちゃんの体ごと高く抱き上げて歌う歌、こういうわらべうたを『遊ばせ歌』などといいます。それから子どもと一緒に顔や手を動かす『手遊び』や『顔遊び』というのもあります。「だるまさんだるまさんにらめっこしましょ」や「あがりめさがりめ」「こどもとこどもがけんかして」などがそうです。
また、子どもが実際にまりつきやお手玉やおはじきをするときに歌っていた『遊び歌』もあります。これはまりつきやお手玉やおはじきが消えるにしたがって消えてしまいました。いまそれらの歌をまりつきやお手玉やおはじきでないほかの遊びに使って復活させようという動きもありますが、遊びがすたれていけば付随する歌も消えていくのが運命かもしれません。
けれど、消してはもったいない歌や遊びもたくさんあるのです。特に幼い子を遊ばせる歌は、そのまま今現在でも充分使えるし、歌って遊んであげることで幼い子が喜ぶのは昔と変わりません。変わったのは親がテレビに頼りすぎテープやCDに頼りすぎて、直接歌ってあげなくなった遊んであげなくなったということです。
そんな中から、おはなし会などで一緒に遊べそうなわらべうたをいくつか選んでみました。ここに載(の)せたのはほんの一部ですけれど、親子一緒に参加してくださるおはなし会で、たくさんのわらべうたとその遊び方を紹介していけば、きっと歌いながら遊んでくださる親御さんも増えてきます。「『いないいないばあ』も知らない親がいる」などと批判めいたことを言う前に、知ってる人は自信をもってどんどん伝えていきましょう。知らない人も知ったかぶりしてどんどん遊んでみましょう。きっとお子さんは喜びます。