目次
第1章 宮本の済民思想を裏づける言葉と行動
1 離島振興法の制定に奔走
2 山村振興にも関心
3 食糧確保と農業指導
4 特産品の生産奨励
5 郷土芸能などの復活・振興を指導
6 教育にみせた情熱と実践
第2章 宮本の済民思想を形成した風土、出会いと学び
1 宮本家
2 父の訓育
3 母の士族奉公と躾
4 祖父への憧憬
5 菩提寺 神宮寺
6 恩師 松本繁一郎
7 恩師 森 信三
8 藤樹書院夏季求道会
9 国語教育者 芦田恵之助
10 陽明学者 安岡正篤
11 蔵書が物語るもの
第3章 日本陽明学の巨人と宮本の接点、その学び
~年譜順による宮本の学びのまなざしを追って~
1 東 沢瀉
2 大塩中斎(平八郎)
3 吉田松陰
4 中江藤樹
5 渋沢栄一
6 山田方谷
7 陶山訥庵
第4章 儒教の伝来と受容
1 漢字と儒教の伝来
2 聖徳太子の治世と儒教
3 朱子学の受容
4 江戸時代の学びの場
5 豪農・豪商・力士と儒学
6 宮本常一と野田泉光院の旅にみる儒学
7 「陽朱陰王」
8 禅と陽明学
9 明治維新と陽明学
10 明治後期からの日本陽明学界の動向
第5章 日本民俗学における儒学の系譜
1 柳田国男
2 折口信夫
第6章 文学・思想・哲学・法曹界における儒学の影響と系譜
1 福沢諭吉
2 中江兆民
3 井上哲次郎
4 内村鑑三
5 新渡戸稲造
6 森鴎外
7 岡倉天心
8 夏目漱石
9 幸田露伴
10 北村透谷
11 西田幾多郎
12 国木田独歩
13 吉川英治
14 団藤重光
福岡農士学校開校の精神と営み
~『伊藤角一先生遺稿集』の抜粋を中心に~