目次
はじめに◉楽譜と音楽の伝播
第一部
セノオ楽譜、そして竹久夢二とその時代
第一章◉セノオ楽譜とは
「セノオ楽譜」の誕生
楽譜の構成
販売方法
セノオ楽譜のシリーズ
価格と購入者
売れ筋ランキング
第二章◉竹久夢二による表紙画の魅力
多彩なアーティスト・竹久夢二
夢二が描いた表紙画
セノオ楽譜を買う夢二ファン
詩人としての夢二
《宵待草》の誕生
大正時代の楽譜の表紙画
楽譜と美術
第三章◉妹尾幸陽の音楽人生
音楽との出会い
大学生の頃
音楽評論家として
作曲家として
音楽業界での多面的な活動
外国人演奏家との交流
ラジオへの参入
影を潜めた後半生
太陽音楽出版社としての再出発
第二部
セノオ楽譜が伝えた名曲
第一章◉『夜のしらべ』—三浦環とレコードと
第二章◉『軍艦行進曲』—大正時代の軍歌
第三章◉『歌劇「カルメン」ハバネラの歌』 —帝国劇場、開幕
第四章◉『歌劇「ボカチオ」恋はやさしい野辺の花よ!』—浅草オペラの栄枯盛衰
第五章◉『歌劇「ミニヨン」君よ知るや南の国』—外国語の「歌」を日本語で
第六章◉『カチューシャの唄』—「流行歌」の誕生
第七章◉『からたちの花』—山田耕筰との協同作業(一) 山田の歌曲
第八章◉『荒城の月』—山田耕筰との協同作業(二)山田が編曲した作品
第九章◉『ジー線上のアリア』—日本のヴァイオリン・ブーム
第十章◉『神の栄光』—日本におけるベートーヴェン受容