目次
本書の成り立ち
第1部 儀礼研究への展開
第1章 古代時代の抜歯風習
第2章 墓室内飲食物供献と死の認定
第3章 葉佐池古墳出土人骨
第4章 殯再考
第5章 多田山古墳群出土人骨
第6章 断体儀礼考
第7章 中村1号墳における葬送儀礼
第2部 社会論と親族論の接合と東アジアへの展開
第8章 吉母浜中世墓の親族構造
第9章 二列埋蔵墓の婚居住規定
第10章 山鹿貝塚墓地の再検討
第11章 出自表示論批判
第12章 土器が語る縄文社会
第13章 墓地から見た親族・家族
第14章 親族論からみた日本考古学
第15章 三国時代の親族関係(予察)
第3部 聖嶽とAMS時代
第16章 聖嶽洞窟遺跡第2次調査によって何が明らかになったか
第17章 人骨からみた聖嶽洞窟の再検討
第18章 聖嶽洞窟遺跡検証報告 結語
第19章 AMS時代測定法の考古学への適用に関する諸問題
第4部 融合研究へ
第20章 古人骨からよみがえる、甲を着た古墳人の姿
解説
田中良之と韓国考古学---------------------------金宰賢
田中良之氏と金井東裏遺跡の調査-------------------右島和夫
田中良之の家族論・親族論と古代史学----------------吉村武彦
考古学的融合研究の地平と進路---------------------岩永省三
―田中良之が見ていたもの―
考古学研究に基づく先史・古代社会進化論への挑戦------舟橋京子