目次
はじめに(五百旗頭 真)
提言
日中平和友好条約を日中関係の真の基礎とせよ(宮本 雄二)
アジアの時代、その社会的基礎条件を考える(福川 伸次)
第一章 国際社会の日中
戴秉国、楊潔篪両氏とのつき合い(谷内 正太郎)
日中関係五〇年―引っ越しのできない複雑な隣国関係(國分 良成)
覇権と大国の自意識について(高原 明生)
「覇権」から見る日中関係
–日中平和友好条約に至る『人民日報』の言論–(川島 真)
日本に対中戦略は存在するのか(井上正也)
中国政府と日本メディア、共に関係深化模索の元年に(芹田 晋一郎)
大志を抱く少年・ヴォーゲル先生(益尾 知佐子)
第二章 経済の役割
日中交流の大切さを胸に抱いて(福井 俊彦)
あの時代(張 雲方)
日本経済史から現代中国経済を考える(田中 修)
日本の経験を生かした中国の経済発展に想う(中島 厚志)
日中相互理解を支える経済交流(岩永 正嗣)
国際政治経済トリレンマを乗り越えて日中関係の再構築は可能か(黄 磷)
松下幸之助と鄧小平との出会い(青木 俊一郎)
周恩来氏、廖承志氏と木村一三(巽 良生)
日本大手企業合弁会社第一号「福日テレビ」(赤木 睦子)
国際葡萄・ワイン都市「煙台」が産んだ日中友誼葡萄酒(塚本 レイ子)
第三章 科学と防災
中国科学技術の現状(沖村 憲樹)
地球温暖化防止に向けた日中CCUS協力(本庄 孝志)
宇宙は夢のかたまり(池上 徹彦)
『災害の相転移』を利用した被害軽減策の提案(河田 惠昭)
日中間の災害復興の学び合い(室崎 益輝)
四川大地震 NPO法人CODEの活動とその意義(芹田 健太郎)
「異体同心」の防災・減災、復旧・復興(矢守 克也)
中国四川汶川大地震復興支援阪神・淡路から四川・陝西へ
(中国四川大地震復興支援 兵庫神戸委員会有志)
第四章 民間外交の力
「歴史」にどう向き合うか(谷野 作太郎)
大倉喜八郎と孫文と中国同盟会(村上 勝彦)
日中国交正常化五〇周年と日中法律家交流協会
―東アジアにおける近代法の建設に共感と伴走―(髙木 喜孝)
日本の自衛隊と中国人民解放軍との現役佐官級の交流事業(胡 一平)
黄土高原における緑化協力(高見 邦雄)
温故創新に思う通訳の一例として(楊 晶)
民も官も輝いていた時代(片山 啓)
「心連心」心と心をつなぐ~中国高校生長期招へい事業(塩澤 雅代)
「価値観の議論」と京論壇(丸山 晴樹)
第五章 文化のはたらき
空海と現代中国の密教(静 慈圓)
記念文集に(近藤 博道)
不惜身命の決意で、「日中友好の先駆け」をされた鑑真和上(松浦 俊海)
私と徐福(張 雲方)
日中をつなぐ伝統文化の実践(王敏)
東洋平和と人類平等の夢(小坂 文乃)
思い出:周四原則受け入れの頃、日中韓三か国共通漢字の頃(髙坂 節三)
私の訪中略誌(杭迫 柏樹)
中国と日本の「かささぎの橋」になって(張 文乃)
第六章 医療とスポーツ
日本の社会保障制度における高齢化への対応について(辻 哲夫)
日中笹川医学奨学金制度の歩み(小川 秀興)
私の恩師たち(汪 先恩)
周恩来総理の茅(マオ)台(タイ)酒(シュ)(栗本(松崎)キミ代)
小異を残して大同につく(小田 悠祐)
中日スポーツ交流こぼれ話(李 敏寛)
大相撲北京初公演の思い出(李 建華)
少林寺拳法創始者 宗道臣の平和思想(宗 由貴)
スノーボード佐藤康弘コーチ 日中交流に寄せる思い(王 小燕)
第七章 観光でつながる
日中観光交流のススメ(鈴木 昭久)
百聞は一見に如かず――近年の中国人訪日観光(笈田 雅樹)
日中国交正常化と共に歩んだ中国事業
(感動のそばにいつも~行随感動)(髙羽 人志)
日本第一神霊泉 有馬温泉(金井 啓修)
日中友好条約四五周年を観光から見て(寺前 浄因)
中国と日本を「観光」で結ぶ(孔 怡)
第八章 両国の懸け橋
華僑総会と中日友好(江 洋龍)
日中国交正常化と横浜華僑(曽 德深)
中国人として生まれて(鄭 正勝)
神戸の町づくりで華僑がはたした役割(鮑 悦初、陳 明徳)
近現代に続く「和魂漢才」の効力―嘉納治五郎と松本亀次郎、
そして周恩来との出会い(王敏)
近代日本の中国人留学生支援事業に関する一考察
―日華学会とその主事高橋君平の活動を中心に(劉 建輝)
大平学校と北京日本学研究センター(野田 昭彦)
小さな火花が燎原の火となる日を目指して(五十嵐 貞一)
アジアの人材育成を目指す(野村 彰男)
「まともな日中人」になりたい(厳 浩)
編集後記(片山 啓)