紹介
バンクシーと昔からの仲間たちが作った
その思想、作品の全貌、生い立ちがわかる
世界で唯一のガイドブック!
バンクシー本人の発言、昔からの仲間たちの証言
消失した初期作から代表作・最新作まで176作品
作品解説、年表を収録
バンクシーは、なぜグラフティを始め、何を主張し、どのように描いてきたのか?
本書は、バンクシーが青少年時代を過ごし、現在も活動の中心である街“ブリストル”から出発し、現在に至るまでの活動を追い、本人の発言、昔からの友人や仲間たちの証言、初期から最新作にいたるまでの作品の知られざるエピソードなどをもとに、“バンクシー”の実像に迫った、世界で唯一のガイドブックです。
彼は、いかなる動機や環境でストリート・グラフティを描き始めたのか? 誰に影響を受けたのか? どのような作品を、いかにして描き、何を主張し、そしてどんな困難と闘ってきたのか? バンクシーの作品の本当の意味、その思想、そして実像は、本書によって初めて理解することができます。
■バンクシー(本文より)
「俺は10歳の頃から“ブリストル”で、街中のスプレーペイントを見て育ったんだ。学校では、皆、グラフィティが大好きだった。学校帰りのバスの中でも、みんなでやってたんだ……」
「グラフィティを捕まらずに終えた後、家で考えるんだ。誰も、俺がやったと見破れないだろうって。この時の感覚は、素晴らしいよ! セックスよりも、ドラッグよりもいい。大興奮だぜ!」
「アート業界は、今存在している最大の冗談だ!」
「金が、あらゆるものから人間性を奪ったわけでない、ってことを表現したかったんだ!」
■仲間たちの証言
「自信があって、生意気、いたずら好きで、ちょっと傲慢。でも、根はとてもいいやつだよ」
マーク・シモンズ(写真家)
「“マイルド・マイルド・ウェスト”は、昼間に
3日間でやった。俺がハシゴを支えながら見張りをしたんだぜ」
ジム・ペイン(サブウェイ・レコードの元スタッフ)
「彼は信念を通している。尊敬されてるのは、金で裏切るようなやつじゃないからさ」
インキー(UKストリートアートで最も著名なグラファー)
「1993年頃、初めて会った時、彼は体制に対して一発かましたい、自分のメッセージを伝えたいという“目的”を持ってた。あいつはビッグになると思ってたよ」
ある友人のグラファー