目次
■ 言の葉集めて
香具山は…… 3
手紙書きほど…… 5
熟田津に…… 7
二つ三つばかりなるちごの…… 9
石麿にわれ物申す…… 11
夏草や兵どもが夢の跡 13
倭は国のまほろば…… 15
桃のお花も…… 17
何時か来た丘…… 19
そして見ばえはしなくとも…… 21
草臥れて宿かる比や藤の花 23
つぎの夜から…… 26
瓜食めば…… 28
春のうららの隅田川…… 30
ただ過ぎに過ぐるもの…… 32
父母が頭かき撫で幸くあれて…… 34
必要なものは必ず神が与え給う。 …… 36
ふるさとの訛なつかし停車場の…… 38
銀も金も玉も何せむに…… 40
春過ぎて夏来るらし白栲の…… 42
をとこもすなる日記といふものを…… 44
白鳥は哀しからずや…… 46
天の原ふりさけ見れば春日なる…… 48
不来方のお城の草に寝ころびて…… 50
萬緑の中や吾子の歯生え初むる 52
籠もよ み籠もち…… 54
揺籠のつなを…… 56
柿食へば鐘が鳴るなり法隆寺 58
石ばしる垂水の上のさ蕨の…… 60
いづれの御時にか…… 62
■ 昔日の面影
粉末ジュースと自販機ジュース 67
踏み切り横のおじさん 69
玉木屋さん 71
しばらくおまちください 73
遠い日の名月 75
ママレモン 77
バターケーキ 79
オート三輪とお馬さん 81
びりびり 83
五右衛門風呂 85
十円のアイスクリーム 87
バスの車掌さん 89
お手洗い 92
下駄の覆い 94
穴あきドロップ 97
ちょうちんブルマ 99
源義経 102
少年の日の思い出 104
深夜放送 107
ウテナおこさまクリーム 109
ララ・ハート 111
かき氷 113
■ 絆…むすんで 心…ひらいて
待っているね 117
瀬戸は日暮れて 122
まだ踏みもせず天橋立 125
二月の甘酒 128
本日もお日柄よく 131
母の食卓 135
たまごやき 137
あまい匂い 140
トップバッター 142
また一つ、 さようなら 144
哺乳類のはしくれ 146
父の地図帳 148
便所掃除 150
母の枕 152
恐怖の行事 154
親子で編み物 156
ピーマンのお尻 158
子どもたちが見とるんよ 161
思い出を胸に羽ばたけ!! 163
鉢植えのツユクサ 165
学校の怪談 168
畏敬の心 171
出島がんばれ 173
オバデレラ 175
ランドセルの音 178
福渡にて 180
ヒロインの失態 182
白鷺と孔雀 184
国際派? 186
わが家のイソップ物語 189
二千円札 193
威風堂々 196
隣の校区にて 199
懺悔 201
セルロイド 204
忘れ物 207
家出 209
後楽園回想 211
夢と知りせば覚めざらましを 214
Mさんへ 217
気をつけて 221
ホラー物語 223
情けない! 226
通勤電車 229
次男の忠告 231
怪我の功名とでも申しましょうか 234
長居の客 237
原稿用紙 239
里芋 241
やっぱり、 あの人は変 243
あとがき 248