目次
はじめに―女神の挨拶―
第1章 見た目をどう作っていますか
1 私は誰かのコピーなの?
2 あなたはどういう服を着たいのかしら
コラム 私はなぜこれを着ているの?―「母」社会の中でのファッションの意味
第2章 自由な自己表現は可能か
1 何を着るかは自由なの?
2 それは主観の問題です
3 ループする主観の問題
コラム 「ウマ娘」に見る「永遠の美少女」像
第3章 ファッションにおける男女の非対称性
1 女子面倒くさい問題
2 さらに男女の非対称性について
3 男性だって外見が気になる
コラム 萌え絵の女性像をめぐって
第4章 美の規範
1 押しつけられる美
2 規範の再生産と女性の分断
3 どうしてダメなの?
コラム 〈BMI18〉の恐怖
第5章 「美の規範」と「消費」の共犯関係
1 理由は説明できない
2 無能感と罪悪感
3 多様化していないファッション
コラム 「性別を装う」ということ
第6章 装いの不自由から自由へ
1 装いの自由を目指して
2 もう一つ上の自由
3 規範とならない美
コラム なぜ男性の脱毛は「アリ」なのに,スカートは「ナシ」なのか
さらなる学びのために
私は何を着たいの
服装という魔術―「見せる」と「魅せる」
私は私
インタビュー
美術家70代Kさん
ギャラリー経営40代Mさん
主婦50代Hさん
ヴィンテージショップバイヤー50代Rさん