目次
野中ふるみち
『文華秀麗集』"艶情"「春閨怨」詩に関する比較詩学的考察
都府樓纔看瓦色、觀音寺只聴鐘聲
『伊勢物語』初段再考
『伊勢物語』古注釈における五条后と染殿后
宇津保物語の思惟
うつほ物語源涼の登場の意味
海外における『うつほ物語』研究の出発
英訳「あて宮」における「かくて」の翻訳をめぐって
日記文学の時間と回想
蜻蛉日記における引歌表現
枕草子の場面描写と視覚表現
失われた節会への愛惜
藤原公任から見た枕草子の漢詩文受容
「絵」に喩えるということ
『紫式部日記』の主題と構造
『紫式部日記』いわゆる三才女批評の位相
『紫式部集』注釈史の余りもの
空蝉物語の和歌
葵、賢木巻の紫上について
賢木巻の本文世界素描
源氏物語・明石巻「我は位に在りし時、過つことなかりしかど、おのづから犯しありければ」考
二条東院の構想について
「朝顔」「少女」両巻の桐壷院姉妹
<六条>院物語の意義
歌う光源氏
大君・中の君物語における<霧>という表現
『源氏物語』小野の浮舟について
夢の浮橋を渡る人々
源氏物語の語りと漢文学の語り
『源氏物語』の<語り>の本性
源氏物語の継親と継子
『源氏物語』と貴族の生活慣習
栄花物語の夢をめぐって
天喜三年六条斎院歌合「題物語」考
『巣守物語』は孝標女の作か
『大鏡』における三条天皇と禎子内親王
『いはでしのぶ』右大将の「あはれなる事」について
『権中納言実材卿母集』の物語の人物名の続歌について
『あきぎり』論
『松陰中納言物語』人物考
『風に紅葉』冒頭の仕掛け
中等古典教育の史的展開