紹介
天保八年十月三日、暮四ツ、新吉原大火ニテ焦失ス-。史書に記されたこの事件こそ、超兵器・巨弾砲の第一撃であった。父である第十一代将軍家斉を抹殺せんとする滝津姫は、大菩薩嶺の大要塞をもって甲州を配下におき、幕府に謀叛の牙を剥いた。対する遠山金四郎、村垣左太郎らは"反撃部隊"の結成を急ぐが、滝津姫の魔手はすでに城下へ…。幕末の江戸の空を紅に染める、滝津六鬼忍VS公儀御庭番・倉地兼人の死闘。超常の力を持つ忍者たちの、壮烈なる銃撃戦が始まる。果たして歴史は変わってしまうのか?-好調の長編歴史アクション・ファンタジー、堂々の第2弾。