目次
何故、いま東アジア史か?
第Ⅰ部 東アジア経済発展論の視角
第1章 東アジアの経済発展――日本、台湾、韓国 [堀 和生]
第2章 中国近現代経済史をどう捉えるか [久保 亨]
第3章 東アジア工業化の国際環境と戦後日本 [浅野豊美]
第4章 高度成長下における日本の貿易と総合商社
[谷ヶ城秀吉]
第5章 日本の高度経済成長と資源政策構想
――長期経済計画にみる [小堀 聡]
論評 東アジア経済研究の学術的価値と現代的意義
[朱 蔭貴(訳:林 彦櫻)]
論評 「小農社会」工業化論の世界史的意義 [秋田 茂]
第Ⅱ部 東アジアと中国の工業化
第6章 中国の一次産品輸出 開港から国共内戦期まで
[木越義則]
第7章 中国の繊維産業――技術者養成からの視点 [富澤芳亜]
第8章 中国の重工業化――上海市の鉄鋼業を事例として
[加島 潤]
第9章 中国の化学工業の発展
――肥料工業を事例に [峰 毅]
第10章 中国タバコ産業の発展と市場形成(1927~1937年)
[皇甫秋実]
論評 工業化が持つ意味 [丸川知雄]
論評 中国農業の成長と構造転換 [厳 善平]
第Ⅲ部 戦後東アジア社会経済の再編成と石油産業
第11章 東アジアにおける近代的エネルギー供給構造の特徴
[堀 和生]
第12章 韓国精油産業の成立とオイルメジャー [林 采成]
第13章 国家と石油開発政策
――1950―1970年台湾における中国石油公司を例に
[洪 紹洋(訳:林 彦櫻)]
第14章 「資源小国」の自給戦略
――1930―1950年代の中国石油産業 [萩原 充]
論評 東アジア石油産業史研究の扉を開ける第一歩 [橘川武郎]
論評 戦後石油精製技術と日本賠償 [浅野豊美]
結論と展望
あとがき
索 引