目次
序章 小農研究の先駆者─東浦庄治
第1部 農村人口の変動と小作争議
第1章 戦前期日本(1908.1940)における農家数変動の地域性
第2章 人口圧と小作争議の地域性
第3章 青森県における借地市場と小作争議
補章1 書評:西田美昭『日本農民運動史研究』東京大学出版会(1997)
補章2 書評:林宥一『近代日本農民運動史論』日本経済評論社(2000)
第2部 小経営的生産様式論
第1章 小経営的生産様式論と農業市場
第2章 「地主制」論再考─坂根嘉弘氏の新説をめぐって─
第3章 1934年の東北大凶作と郷倉の復興─岩手県を対象地として─
補章1 いわゆる「CV論」へのレクイエム─野田公夫氏の批判に答えて─
補章2 ポストモダニズム論再考─野田公夫氏の批判に答える─
第3部 東北地域における家族農業論の展開
第1章 複合経営の理論と実践─佐藤正
第2章 東北農文協における有畜複合経営論の展開
第3章 農民的複合経営と日本型農協─太田原農協論の成立過程─
補章1 いま、なぜ、家族農業なのか?(訳者あとがき)
補章2 解説 死生観が問われる時代に
第4部 脱グローバル化時代の農業論
第1章 日本農業のいま─苦悩の歴史的背景と本質─
第2章 地域に根ざした農林水産業論のために ─その理論的チャレンジ─
第3章 地域シンポジウム:協同組合の志─協同社会を地方から─
補章1 書評リプライ 『近現代日本の米穀市場と食糧政策─食糧管理制度の歴史的政策
補章2 通巻100号にあたって
終章 斎藤「自治村落論」と地域資源経済学
あとがき