目次
はじめに
第1部 食料経済を学ぶ
第1章国際化と食料経済
1 農業問題と食料問題
2 経済発展と食生活の変化
3 食料消費の経済学
4 食料市場の国際化
第2章わが国の食料消費構造の変化
1 はじめに
2 第2次世界大戦後のわが国の食生活
3 需要理論における食料消費の変化要因
4 日本の食料消費構造の変化—年齢・世代からのアプローチ—
5 2010年のわが国食生活の予測—世代からのアプローチ—
6 おわりに
第3章食料品の流通システム
1 流通と流通システム
2 今日の食料品流通システム
3 食料品流通システムの課題
第4章食生活を支える食品産業
1 生産者と消費者を結ぶ食品産業
2 今日の食品産業
3 食品産業の課題
第5章 食料政策と協同組合・NPOの役割—フードシステムとの関連で—
1 フードシステムにおける食料政策と協同組合・NPOの基本課題
2 WTOとEPA/FTAにおける農業交渉
3 食料・農業・農村基本法とその基本計画の意義
4 食料の安心・安全システムづくりに向けての持続的政策構想
5 フードシステムの担い手支援を目指した持続型政策プログラム—協同組合などNPOの役割に注目して—
6 品目横断的な経営安定対策
7 フードシステムと21世紀の持続型食料政策の展望
第6章 食の社会史
1 はじめに
2 食のグローバル・ネットワークと近代世界システム
3 江戸の食と物質循環システム
4 風土・複合生業・伝統食
5 おわりに
第2部 環境経済を学ぶ
第7章 環境政策の経済学的基礎
1 環境政策とは何か
2 環境問題の経済学的理解
3 市場の失敗と環境問題
4 環境政策の手段
第8章 地域農林業資源の公益的機能
1 地域農林業資源のもつ公益的機能評価の必要性
2 地域農林業資源の多面的機能
3 地域農林業資源の公益的機能評価手法
4 地域農林業資源の公益的機能評価
5 地域農林業資源の維持・保全にむけて
第9章 農業・農村の多面的機能に関する環境経済評価の現状
1 はじめに
2 環境経済評価に関する調査
4 CVMによる評価
5 CVMの適用例
6 むすび
第10章 「環境と地域の社会学」を学ぶ—新しい視点と方法—
1 「環境と地域の社会学」を学ぶ意義とは何か
2 農村・地域社会学から生まれた環境社会学
3 悲劇を抱えた「地域社会・水俣市」の実像
4 言葉の功罪—「公害」から「環境」へ、そして「地域」から「地球」へ—
第3部 農村経済を学ぶ
第11章 日本農業の特質と構造
1 はじめに
2 稲作灌漑農業と農地改革
3 土地改良事業の展開と農業生産力の向上— 日本の経験—
4 日本の農村工業化政策と農工間所得格差、地域格差の是正
5 日本型社会の特質
第12章 農業経営学の方法と課題
1 農業生産をめぐる経営学的視点
2 農業経営学の体系化
3 日本の農業経営学と農業経営の育成
4 経営学の基本概念と現代的課題
第13章 農政の展開過程と農業法
1 はじめに
2 農地改革と自作農体制確立
3 農業基本法下の農政展開とその矛盾
4 経営政策の推進を含む新時代の農政展開
5 総 括
第14章 農村政策の役割と展開
1 農村とは何か
2 農村政策とは何か
3 農村政策のあゆみ
4 農村政策の必要性
5 農村政策の内容
6 農村政策における基本計画の内容と変化
第15章 農村社会の変動と地域社会の再編
1 はじめに
2 わが国の伝統的な農村社会
3 農村社会の変化の諸相
4 住民参画による新たな地域社会づくり
第16章 「新時代」の農村計画の方向性と方法
1 はじめに
2 農村計画の実際と研究の現段階— 今日の到達点—
3 「新時代」の農村計画の方向性
4 中山間地域の農村計画
5 都市隣接農村地域の農村計画
6 農村計画の合意形成、実施、マネジメント
7 農村計画の経済学
第4 部 国際農業経済を学ぶ
第17章 立地論とグローバル経済
1 農業と工業の相違
2 立地論の考え方
3 フード・システムのグローバル化
4 グローバル経済への対抗……232
第18章 WTOと農業貿易
1 はじめに— 経済のグローバル化と農業貿易の自由化—
2 ウルグアイ・ラウンド貿易交渉とWTOの成立
3 ウルグアイ・ラウンド農業合意(WTO農業協定)の概要
4 世界各国の食料自給と農業貿易の自由化
5 食の安全性と農業貿易の自由化
6 新たな貿易システムの模索と経済のローカル化の追求
第19 章世界の食料需給
1 どのような問題があるか
2 食料需給と貿易のモデル
3 食料需給と貿易の変動
第20章 アメリカ・EUの農業と農業政策
1 はじめに
2 アメリカの農業と農政
3 EUの農業政策
4 おわりに—アメリカ・EUにおける農業と農政の課題—