目次
一 天地と一枚になる
スイスの山小屋/悟りという面も脱ぐ/天地一杯のお経/
人の物を盗むように念仏申せ/二宮尊徳と恩田木工
二 NHKラジオ「朝の訪問」インタビュー
三 道元禅師の禅
理知ではない/自己になりきる/最高最上の精神的ねらいとは/雲弘流の極意/
和尚さんが神様に
四 大空無雲、山下雷鳴
大空無雲の世界/酒に水を混ぜる/正気になる/独創が大事/常照我/
永遠の幸福人間は地球に生えたカビ/当たり前になる行によるほかない
五 負けることなし、勝つことなし
只する/武道は真の自己の創造/祭文語り/宮本武蔵の逸話/手車翁
六 禅に生きる
開会辞(林源)よそ事ではいかぬ/仏法には対立がない/我痴・我見・我慢・我愛/
オレの物とは/起世因本経/放下著/一撃所知を亡ず/勝ち負けなし/五武器
七 日日是好日
仏さんに引っぱられる/迷いの根源/死にたればこそ生きたれ/あなたまかせ/
時節因縁/信心を得る
八 千里の目を窮めんと欲せば更に上れ一層の楼
悟りに始めなく、修行に終わりなし/右と言えば左、好きと言えば嫌い/侠客のケンカ/
そのまま結構/猿を離れて肝を求むべからず/銘々持ち/売茶翁・自警の偈/
私の遺言/グループ呆け/乞食・六蔵の偈/座敷一ぴゃあの大入道/八代・湛然和尚
九 世間虚仮、唯仏是真
世間とは決まった悪もなく、決まった善もない/元禄時代のお布施/日本一のお経/
科学に終点はない/神の形の如く人を造れ/合掌すれば仏と一枚/
五尺の身体を何に使うか/スイッチをひねる/仏に対して求めず/寺だけは持たぬ/
ダイニの排斥運動/袖乞の乞食が行方知れずになる
十 汝がものにあらずば取ることなかれ
方間比丘/元の水にはあらず/本当の悟りは物足りん/唯識三類境/人間界を一服/
共にこれ凡夫/化粧の極意/そのままでええ/山賊の同士討ち/同士討ちのない世界