紹介
本書は松尾芭蕉以降の近世から現代までの俳人243名の代表句ないし名句1000句を掲載しています。
生涯に関わる名句をテーマ別に編集したものであり、歴代の俳人達が人生の哀歓をいかに季語に寄せて十七文字の中に表現してきたかがよく分かります。そこには俳人達の心情が見事に凝縮して表現されており、その真摯な生き様に心が揺さぶられる思いがするでしょう。
冒頭から読んでいただければ、人間の誕生から亡くなるまでの流れを追うことができます。また、好みのテーマを選んで著名な俳人達の競詠として鑑賞してもよいでしょう。俳句を愛する人たちに興味深く読んでもらい今後の句作や鑑賞に少しでもお役に立てれば幸いです。