紹介
●超一流の天才を生む まったくおかしな「思考問題」
・ダボス会議でも、これから必要なスキルとして「クリティカルシンキング」や「創造性」が、上位に入るようになってきています。今までのように「正確にやる」だけではなく「自分で考えて何かをはじめる」「自分で法則を見つけて、仮説を立て、実行する」ということが、より必要になってきています。
・本書はハーバードの教育学部で提唱されている「子どもの考えるスキル」を磨くためのトレーニングをもとに、スタンフォード大で出された「考える力」を解く問題、また著者がそれらをもとにして作成した問題などをまとめたもの。言語化スキル、創造力など、これから必要な「考える力」が手に入るようになっており、大人から子どもまで楽しく読むことができます。
目次
●はじめに 「頭がいい」の定義が変わる -AIとテクノロジーの時代に
・ダボス会議で発表された2020年に必要なスキルとは?
クリティカルシンキング、創造性、柔軟性
・AIに使われるのではなく「AIを使う」ためには、問われた答えを出すのではなく、自分から問うて答える人材
・ハーバードの「『考える』を学ぶ」プロジェクトで、AIに負けないスキルを身につける
・問われて答えるのではなく、自分から問う力・疑う力
・理解するのでではなく、言語化する力・根拠を見つける力
・バラバラに考えるのではなくルールを見つける 帰納的思考法・定義を見つける力
・状況に流されるのではなく状況を変える力 ワーストをベスト・未来を考える力
・ガラパゴスではなく、欧米的思考を知る
・なぜ、こんなへんてこな問題が大事なのか?
・「オリジナリティ」が正解になる時代に
・「考える」=正解を出すということではなく、「自分なりの答えを出す」ということ
●ルール
・正しいことは考えなくていい
・時には野生の勘で
第1章 See Think Wonder オリジナルの「答え」の第一歩(critical thinking)
Q「マグリット」の絵 何が見える? 何が起きていると思う? そこから何が考えられる?
第2章 帰納的思考を身につける(Creativity)
第3章 究極の質問を見つける(compex problem solving)
Qあなたは、初めて来た海外で原因不明の病気になりました。そのお医者さんが信頼できる人かどうか、何か1つ質問して、確認するとしたらなんと言う?
・なぜアメリカの大学で「質問」を徹底的につくらせるのか
・質問=オーナーシップ
第4章 ワーストをベストのアイデアにする(Flexibility)
Q 「1日寝ている」を仕事にするには、どうしたらいいか
・スタンフォード大では、「グッド」だと思うプランが真っ先にシュレッダーにかけられる
・ワーストなアイデアを、グッドに持っていけばおのずと新しいものになる
第5章
常識に負けない「根拠力」を持つ(critical thinking)
Q 名言の根拠を考えよう
「天才とは1%のひらめきと 99%の努力である」の根拠を考えなさい。
第6章 「わかったつもり」を放っておかない(Flexibility)