目次
『女性の参画が政治を変える―候補者均等法の活かし方(信山社ブックレット)』
辻村みよ子・三浦まり・糠塚康江 編著
【目 次】
はしがき
Ⅰ 企画趣旨─日本学術会議の取り組みから〔三成美保〕
1 日本政治における「ジェンダー不平等」
2 政治への女性参画の重要性
3 日本学術会議の取り組みから
4 国際社会の動向と今後の日本の課題
Ⅱ 日本の現状とポジティブ・アクションの必要性〔辻村みよ子〕
1 国際水準からみた日本の状況─GGI世界121位の現実
2 政治分野の男女共同参画の課題
3 ポジティブ・アクションの課題
Ⅲ 候補者均等法が切り拓く未来〔三浦まり〕
はじめに
1 立法の意義
2 なぜ成立できたか
3 候補者均等法の実効性
4 さらなる活用に向けて
おわりに
Ⅳ 候補者均等法の「一歩」が意味すること─私たちは「他の生き方ができる」〔糠塚康江〕
はじめに
1 候補者均等法の概要
2 制定の背景─表象装置としての議会
3 女性の政治参画促進の技法
4 政党の「努力」─「理念」法,されど理念「法」
おわりに─政治文化の変革を目指して
Ⅴ 選挙制度改革で地方議会を変える〔大山礼子〕
1 地方議会の危機
2 議員の偏りが政策の偏りをもたらす
3 推進法の効果と限界
4 現行選挙制度の問題点
5 どのように選挙制度を改革すべきか
6 新しい人材を地方議会に送るために
7 意識の壁を乗り越える
Ⅵ 政党戦略とジェンダー─1990年代以降のイギリスにおける女性議員の増加〔武田宏子〕
1 超党派の女性議員による「イギリス統合」のための内閣構想
2 政権奪還の鍵としての女性有権者─1997年総選挙に向けての労働党による党改革
3 2010年総選挙に向けての保守党改革
4 政党戦略とジェンダー平等の間で
Ⅶ 女性候補者のなり手を増やすための試み─パリテ・アカデミーの実践が示唆すること〔申 琪榮〕
はじめに
1 パリテ・アカデミーのミッション─新しい政治の担い手
2 「若手女性」に重点を置く意味
3 パリテ・アカデミーの方法論
4 パリテ・アカデミーを実践してみて
5 パリテ・アカデミーの成果
おわりに
Ⅷ 議員立法「政治分野の男女共同参画推進法」制定と市民団体・Qの会の関わり〔川橋幸子〕
1 2018年5月我が国初の法制化実現
2 法施行1年目─統一地方選,参院選
おわりに
Ⅸ 男女がともにつくる民主主義─候補者均等法を育てる(パネル・ディスカッション)
Ⅹ パネルと政党・会場アンケートのまとめ
1 政治分野における男女共同参画の推進に関する法律を育てる〔紙谷雅子〕
2 「政党アンケート」結果を読む〔糠塚康江〕
3 日本学術会議シンポジウム(2019年4月6日)会場アンケート〔廣瀬真理子〕
お わ り に〔吉田克己〕
〔参考資料篇〕
資料1 政治分野における男女共同参画の推進に関する法律 関連
資料2 政党アンケート
資料3 数字で見る政党と女性議員 〔紙谷雅子作成〕